タイトル エフィメラル
サブタイトル スペイン新古典悲劇の研究
刊行日 2020年3月25日
著者 富田 広樹
定価 3800円+税
ISBN 978-4-8460-1918-1
Cコード 0098
ページ数 336
判型 四六
製本 上製
内容
日本では研究者の層がきわめて薄いとされる、スペイン十八世紀文学に関する数少ない研究書。なかでも十八世紀最後の三十年間に一瞬だけ花開いた芸術、「新古典演劇」に焦点をあて、そこに秘められた演劇と国家との関係を探っていく。第一部において、「ひとつのスペイン」というネイションに関する問題提起を行い、続く第二部・第三部では、ネイションの言説を展開する場としての新古典演劇についてさらに考察を進める。代表的な劇作品のテクストを紹介することで、スペイン古典演劇の入門書としての役割も果たす、刺激にみちた論考。
著者紹介
富田広樹(とみた・ひろき)
一九七八年、北海道生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在北九州市立大学文学部准教授。専門は一八世紀スペイン文学。訳書にホセ・デ・カダルソ『モロッコ人の手紙/鬱夜』(現代企画室、二〇一七年)、ミゲル・デ・ウナムーノ『アベル・サンチェス』(幻戯書房、二〇一九年)。
目次
第一部 テアトロ・エフィメラル
 第一章 光の世紀とネイションの迷路
 第二章 新古典演劇とはなにか

第二部 王殺しの変奏
 第一章 報われざる忠誠
 第二章 弑逆される王子
 第三章 オルメシンダの死

第三部 亡霊の演劇
 第一章 ガスパール・メルチョール・デ・ホベリャーノス『ムヌーサの死』
 第二章 ホセ・デ・カダルソ『ソラーヤ、あるいはチェルケス人たち』
 第三章 イグナシオ・ロペス・デ・アヤラ『ヌマンシアの滅亡』
 第四章 ニコラス・フェルナンデス・デ・モラティン『グスマン・エル・ブエノ』  
 第五章 ビセンテ・ガルシア・デ・ラ・ウエルタ『ラケル』

結 論
あとがき 
参考文献 
人名索引・書名索引
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