タイトル 危機の時代と「知」の挑戦(上)
刊行日 2018年4月18日
著者 照屋寛之 萩野寛雄 中野晃一 編著 
定価 2500円+税
ISBN 978-4-8460-1708-8
Cコード 0300
ページ数 324
判型 四六
製本 並製
内容
10名の社会科学者が、「右傾化プロセス・憲法原理・被ばくと人権・沖縄米軍基地・ジャーナリズム・選挙制度・福祉国家の変容・雇用関係・地域自治・知識人」を軸とした問題の解明に迫る!
著者紹介
照屋寛之(てるや・ひろゆき)
1952年、沖縄県具志川市(現うるま市)生まれ。日本大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。沖縄国際大学法学部教授。沖縄国際大学総合学術学会「米軍基地と自治体行政」総合学術研究紀要」、第12巻第1号、2008年。沖縄県議会事務局編纂『沖縄県議会史 第3巻、通史偏3』(第4章ベトナム戦争と立法院)2015年。片岡寛光監修『アジアのオンブズマン』(第一法規、2012年)。
萩野寛雄(はぎの・ひろお)
1970年、東京都生まれ。2004年早稲田大学大学院政治学研究科博士課程卒業、博士(政治学)。大阪商業大学講師、東北福祉大学助教授を経て、東北福祉大学総合福祉学部福祉行政学科教授。主な著書に『新しい公共と自治の現場』(コモンズ、2011年、共著)、『積極的健康・社会サービスの構想-フィンランド・モデルとの対話-』(福祉工房、2011年、共編著)、『小山剛の拓いた社会福祉』(中央法規、2016年、共著)。
中野晃一(なかの・こういち)
1970年、東京生まれ。プリンストン大学にてPh.D.(政治学)取得。上智大学国際教養学部教授。主な著書に『右傾化する日本政治』(岩波新書、2015年)、『私物化される国家 支配と服従の日本政治』(角川新書、2018年)、『徹底検証 安倍政治』(岩波書店、2016年、編著)、『つながり変える 私たちの立憲政治』(大月書店、2016年)、『戦後日本の国家保守主義―内務・自治官僚の軌跡』(岩波書店、2013年)。
編集者コメント
日本の戦後社会が大きく方向転換しようとするいま、現代を代表する社会科学者が国内のさまざまな課題について、大胆な「知」の取り組みを行います。国際的危機の構造を論じた下巻も同時発売。
目次
序論(上智大学国際教養学部教授・中野晃一)
第1章 憲法原理の危機と英知(琉球大学法科大学院教授・高良鉄美)
第2章 放射線被ばくと人権、そして、脱被ばくへ(福島大学行政政策学類准教授・村上雄一)
第3章 国策のあり方を問う沖縄米軍基地の現状――民意が無視される政治の危機的状況(沖縄国際大学法学部教授・照屋寛之)
第4章 国家に馴致されないメディアの必要――ジャーナリズムに地域主義を(龍谷大学社会学部准教授・畑仲哲雄)
第5章 政党政治の危機と選挙制度の課題――政治外交史から「災後」のデモクラシー共同体を考える(駒沢大学法学部教授・村井良太)
第6章 福祉国家の変容と福祉ガバナンスの可能性(東北福祉大学総合福祉学部准教授・尹永洙)
第7章 資本主義の選択と雇用のポートフォリオ(政治経済研究所主任研究員・村上綱実)
第8章 市民参加と地域自治のゆくえ――人口減少時代の地方自治(中央学院大学法学部専任講師・土屋耕平)
第9章 危機の時代における社会科学者の良心――カジノ議論を通じて思う「知識人」のありかた(東北福祉大学総合福祉学部教授・萩野寛雄)
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