タイトル 古代ギリシア 遥かな呼び声にひかれて
サブタイトル 東京大学ギリシア悲劇研究会の活動
刊行日 2019年3月22日
著者 毛利三彌 細井敦子 編著
定価 2000円円+税
ISBN 978-4-8460-1798-9
Cコード 0074
ページ数 246
判型 四六
製本 並製
内容
半世紀あまり前、東京大学に演劇研究を志す学生たちによる「ギリシア悲劇研究会」、通称〈ギリ研〉が発足した。当時の会員らによる講演・座談、さらには丹念に収集した資料により、13年にわたるユニークな活動の全容を初めて明らかにする。2017年10月に開かれた、成城学園創立百周年記念講演会をもとに編集。
著者紹介
毛利三彌(もうり・みつや)
カリフォルニア大学LA校演劇学科大学院MA修了。成城大学名誉教授。文学博士、ノルウェー学士院会員。 主な著書:『イプセンのリアリズム 中期問題劇の研究』(白凰社 1984)、『イプセンの世紀末 後期作品の研究』(白凰社 1995)、『演劇の詩学 劇上演の構造分析』(相田書房 2007)、『演劇論の変貌』(編著、論創社 2007)他。翻訳:『イプセン戯曲選集 現代劇全作品』(東海大学出版会 1997)他。

細井敦子(ほそい・あつこ)
東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科修了。成蹊大学名誉教授。共著書:「戯曲形式」(『ギリシア悲劇全集別巻』岩波書店 1992)、「古代ギリシアの弁論術におけるレトリック─リュシアス第一弁論を例として」(『レトリック連環』風間書房 2004)他。翻訳:エウリーピデース「ヘレネー」(岩波書店『ギリシア悲劇全集8』1990)、『リュシアス弁論集』(共訳 京都大学学術出版会 2001)、リチャード・ウォフ『ギリシア・ローマの神々』(学藝書林 2010)他。
編集者コメント
13年という短い活動期間のうちに、日本演劇史上独特の光を放った東大〈ギリ研〉の歩みを、はじめて一冊にまとめました。1958年より毎年一回、ギリシア悲劇作品を古代の様式にのっとり上演。ギリシア悲劇の本格的上演として日本初だっただけでなく、世界でも類を見ない上演だったと、編者の毛利三彌さんは振り返ります。彼らを率いた久保正彰氏と初期の会員らによる講演、旧会員へのインタビューや座談会、さらに当時の資料を丹念に掘り起こし編集した貴重な資料です。
目次
ギリシア悲劇研究会の歩み(細井雄介)
第一部 講演 
 古代ギリシア──遥かな呼び声にひかれて(久保正彰)
 〈ギリ研〉から映画へ──監督業の半生(中島貞夫)
 古代の叫びと近代の沈黙(毛利三彌)
第二部 座談会 
 ギリシア悲劇研究会の思い出
資料編
 東京大学ギリシャ悲劇研究会 公演一覧
 公演スタッフ・キャスト・劇場
 公演パンフレット等
 公演収支決算報告
 会誌『ギリシヤ悲劇研究』1号〜5号 目次一覧
 研究会活動関連文書
 会員および協力者リスト
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