タイトル 岩田賛探偵小説選
刊行日 2017年10月5日
著者 岩田 賛
定価 3,800+税
ページ数 416
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 論創ミステリ叢書
シリーズ番号 108
内容
本格ミステリの創作に意欲を燃やし続けた幻の探偵作家・岩田賛の探偵小説選!

デビュー作「砥石」をはじめ、アンソロジーにも採られた暗号物の傑作「風車」、幻想的な雰囲気と論理的な謎解きを融合させた「絢子の幻覚」新聞連載された犯人あて懸賞小説「魔像の告白」など、巨匠・鮎川哲也をして「技巧派」と言わしめた岩田賛が遺した極上の作品群がよみがえる。巻末には、別名義作品も含む「岩田賛著作リスト」を付す。
著者紹介
[著者]岩田賛(いわた・さん)
1909 年、岩手県生まれ。本名・賛(たすく)。東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部)卒業後、横須賀海軍工廠や民間会社を経て、戦後は横須賀市役所渉外課に勤務。47 年、「砥石」で『宝石』の第1回「探偵小説募集」に、「運命のわな」で『サン写真新聞』主催の「推理小説懸賞」に、それぞれ入選。以後、本格探偵小説を中心に創作活動を行い、49 年からは学年誌や少年誌にも書き始め、冒険ものやSF へと作風の幅を広げていくが。市役所の渉外課勤務が多忙を極めるようになり、61 年で創作は途絶えた。1985 年、逝去。

[解題]横井司(よこい・つかさ)
1962 年、石川県金沢市に生まれる。大東文化大学文学部日本文学科卒業。専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。95年、戦前の探偵小説に関する論考で、博士(文学)学位取得。共著に『本格ミステリ・フラッシュバック』(東京創元社、2008)、『本格ミステリ・ディケイド300』(原書房、2012)など。現在、専修大学人文科学研究所特別研究員。日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員。
目次
【創作篇】
砥石
撞球室の幽霊
運命のわな
潜水兒
無限信号事件
風車
鎮魂曲殺人事件
蔦の家の事件
絢子の幻覚
恐ろしきイートン帽
テニスコートの殺人
日時計の家
船室の死体
歌を唄ふ質札
里見夫人の衣装鞄
ユダの遺言
山女魚
天意の殺人
死の標灯
奴隷船ベナベンテ号
魔像の告白

【評論・随筆篇】
常識以上のもの
今年の野心
高木彬光論
奇商クラブ紹介
カアの面白さ
思い出ばなし
『Zの悲劇』について
ハンマーの謎
アンケート回答
回顧は楽し
ターザンの先人たち

【解題】横井 司

岩田賛著作リスト
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