タイトル 幻の探偵作家を求めて 完全版 下
刊行日 2020年5月14日
著者 鮎川哲也
定価 4200+税
ISBN 978-4-8460-1694-4
Cコード 0095
ページ数 504
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 論創ミステリ・ライブラリ
シリーズ番号
内容
本格推理小説の第一人者、鮎川哲也氏の著作『こんな探偵小説が読みたい』(1992年、晶文社)に収録された、エッセイ、インタビューに加え、アンソロジー解説集を増補。アンソロジストの日下三蔵氏が独自編纂!
著者紹介
鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の第13巻「十三番目の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

目次
《続・幻の探偵作家を求めて》舌代
今様赤ひげ先生・羽志主水
実直なグロテスキスト・潮寒二
夭折した浪漫趣味者・渡辺温
ただ一度のペンネーム・独多甚九
初の乱歩特集を編んだ・大慈宗一郎
『Zの悲劇』も訳した技巧派・岩田賛
『宝石』三編同時掲載の快挙・竹村直伸
草原に消えた郷警部・大庭武年
名編集長交友録・九鬼紫郎
医学博士のダンディズム・白井龍三
『宝石』新人大貫進の正体・藤井礼子
『めどうさ』に託した情熱・阿知波五郎
あとがきにかえて—松村喜雄さんを偲ぶ
子育てに『黒死館』創作の秘密を見た・小栗虫太郎
養子なのに家庭内でもワンマンの遊び人・甲賀三郎
幻の探偵作家を訪ねて・西田政治
『勲章』を遺して逝った・坪田宏
関西通俗派の雄・鬼怒川浩
『侍ニッポン』唯一のミステリー・郡司次郎正
鎌倉案内人の情熱・久能啓二
書下ろし全集を実現した・佐左木俊郎
殿様もすなるミステリー・膳哲之助
ペンネームより奇なり・角免栄児
駆け抜けた天才論客・平林初之輔
浜っ子モダンボーイ・北林透馬
消えた応募原稿は何処に・横内正男
新宿青線街の発明王・朝山蜻一
文士村長のジレンマ・桜田十九郎
清貧を貫いた九州男児・光石介太郎
『黒死館』を抱いて戦地へ・水上幻一郎
映像で鍛えた筆さばき・夢座海二
本格は詰め将棋に通ず・山沢晴雄
関西派きっての理論家・天城一
ミステリーも喰った闘士・岩藤雪夫
『新青年』顔を描いて30年・松野一夫
冷徹な詩人のまなざし・杉山平一
歯科医がとらえた輪堂寺耀の正体
結婚のため創作の道を捨てた日本最初の女流ミステリー作家・・・・・・小流智尼・一条栄子
早すぎた才媛・新保博久

鮎川哲也アンソロジー解説集2
 殺意のトリック
 殺人設計図
 幻の名探偵小説集 紅鱒館の惨劇 解説
 密室探求 第二集 解説
 「透明人間大パーティ」解説
 音楽ミステリ傑作選 戦慄の十三楽章 解説
 犬のミステリー 解説
 猫のミステリー 解説
 鉄道ミステリー傑作選 無人踏切
 本格推理名作リバイバル 幻のテン・カウント 解説
 鉄道ミステリ傑作選 解説
 幻の探偵小説コレクション あやつり裁判 解説
 鉄道推理アンソロジー 鮎川哲也と13の殺人列車 解説

編者解説 日下三蔵
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