タイトル 楽園事件
サブタイトル 森下雨村翻訳セレクション
刊行日 2019年4月4日発売予定
著者 J・S・フレッチャー 著/森下雨村 訳/湯浅篤志 編
定価 3200+税
ISBN 978-4-8460-1792-7
Cコード 0097
ページ数 392
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 230
内容
転落死した男が隠し持っていた紙片に隠された秘密とは? 『新青年』に懸賞付きで翻訳連載された「楽園事件」が89年ぶりに再刊。日本探偵小説界隆盛の礎を築いた天性の才人・森下雨村による名訳が本邦初訳テキストでよみがえる!  J・S・フレッチャーの代表作「ダイヤモンド」も併せて収録。
著者紹介
J・S・フレッチャー
 本名ジョゼフ・スミス・フレッチャー。1863年、英国、ヨークシャー州ハリファックス生まれ。中学校卒業後、ロンドンに出て新聞社の編集助手となり、1900年に〈リーズ・マーキュリー〉紙の編集部を辞して専業作家となるまで多数の新聞に関係した。ジャーナリスト時代はA Son of the Soil名義を用い、コラムニストとしても活躍している。文筆家としての仕事は多岐にわたり、ロマン小説、ミステリ、歴史小説、田園喜劇など、幅広い分野で作品を発表。1935年死去。

[訳者]
森下雨村(もりした・うそん)
 明治23年、高知県生まれ。本名・岩太郎(いわたろう)。早稲田大学英文科卒。やまと新聞社社会部記者を経て博文館編集部員となり、大正9年に『新青年』が創刊されると同誌の編集主幹となる。編集者として江戸川乱歩や横溝正史など若い作家を世に送り出す一方、翻訳者としても活躍し、ウィルキー・コリンズの「月長石」などの海外探偵小説を翻訳紹介した。昭和6年秋に博文館を退社、翌春からは作家専業となる。当時の探偵小説界を憂い、昭和10年には「一般大衆に喜ばれる軽い文学としての探偵小説」を目指す〈軽い文学(ライト・リテラチウア)〉を提唱した。戦時中に高知県佐川町へ戻り、戦後は故郷で過ごす。昭和40年5月、脳出血の後遺症のため死去。

[編者]
湯浅篤志(ゆあさ・あつし)
 1958年群馬県生まれ。成城大学大学院文学研究科博士前期課程修了。大正、昭和初期の文学研究を中心に活動している。日本近代文学会、日本文学協会、『新青年』研究会会員。著書に『夢見る趣味の大正時代――作家たちの散文風景』(論創社、2010)、編著に『森下雨村探偵小説選Ⅰ〜Ⅲ』(論創ミステリ叢書、論創社、2008〜2018)、共編著に『聞書抄』(叢書新青年、博文館新社、1993)などがある。
編集者コメント
 「論創海外ミステリ」第230巻は、編集者・作家・翻訳家として活躍した森下雨村による名訳長篇の復刊です。どちらも雑誌連載後に単行本化されていますが、本書では初訳テキストである雑誌版を底本に用いました。「編者解題」に詳しく書かれている森下雨村とフレッチャー作品に関する論考と併せ、本書をお楽しみいただけましたら幸いです。
目次
 ダイヤモンド
 楽園事件

 編者解題
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