タイトル 災害に負けない家を造ろう
刊行日 2020年10月刊行予定
著者 保坂貴司
定価 2000+税
ISBN 978-4-8460-1989-1
Cコード 2052
ページ数 168
判型 A5
製本 並製
内容
新築するにしろ、リフォームでいくにしろ、まず、構造調査することをお勧めします。耐震性、地盤、環境など基本的な条件を調べなくては、災害に負けない家造りはできません。

また、木造住宅の良い点は、改修しながら使えることです。リフォームで、費用もかからず、強い家造りができます。

近ごろ、「新築するべきなのか、リフォームが可能なのか」という相談を多く受けるようになってきました。

木造住宅は修理しながら使ってゆくものと考えています。もちろん、新築を否定するものではありませんが、新築したからといって、すべての問題が解決するわけではありません。調査もせずに、また問題点を検討することなく、新築をして同じ過ちを繰り返しているケースをよく見かけます。それは、リフォームでも同じことが言えます。

設備や仕上げなど、見た目の改修にとらわれ、「何が問題なのか」の調査もせずに、工事に入るという無謀なやり方は改めてほしいものです。

そこで、構造調査をおすすめしたいのです。構造調査は、耐震性の調査はもちろんのこと、地盤、劣化の状況、鉛直荷重、湿度、室温、仕上げ、設備など、総合的な観点から、調べます。

調査費用を無駄なものと思われる人もいますが、それは建築というものを知らないからです。調査は、まず「家の問題点」から調べます。無駄な費用を使わず、効果的なリフォームをするためです。リフォームの成否は調査にかかっているといっても、過言ではありません。

よく、新築するから問題ないと言われる人がいますが、今まで住んできて何が問題であったか知らずにやってしまうと、同じ過ちを繰り返すという結果を見ることになります。

新築にしろ、リフォームをするにしろ、立地条件、つまり地形、地盤、環境を把握することが何より大切なのです。

本書で、一番に伝えたいことは、木造住宅はほとんどの場合、リフォームが可能だという事です。構造調査を行い、「構造リフォーム」を行っていただきたいと思います。構造調査を無視して、腐った土台の上にリフォームするようなことは、やめてほしいのです。築後、30~40年間は、建てかえというよりは、リフォームの時と位置づけていいのです。

震災地の被害事例、既存建物の問題点、構造調査方法、そして構想リフォームの事例を解説してゆきます。
(著者 談)
著者紹介
1948年東京生まれ。工学院大学専修学校卒業。(株)匠建築 代表取締役。一般社団法人耐震研究会代表理事。
主な著書に、『釘が危ない』(エクスナレッジ・建築知識)、『強い家づくり』(暮しの手帖社)『耐震診断』(日経BP社)、『改訂版強い家づくり』(既存建物耐震補強研究会)、『木造耐震診断』(エクスナレッジ)、『自分で耐震診断できる本』(LLPブックエンド)、『耐震診断 改訂版』(日経BP社)、『住宅耐震リフォーム決定版』(建築知識)など。
他に、TV出演、講演、講義など多数。
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