タイトル 芸術を愛し、求める人々へ
サブタイトル 芸術創造論
刊行日 2020年6月刊行予定
著者 宮田徹也
定価 2000+税
ISBN 978-4-8460-1895-5
Cコード 0071
ページ数 260
判型 四六
製本 上製
内容
 1970年生まれの美術評論家、宮田徹也は、岡倉天心研究から日本の近代美術、現代美術研究へと進み、画家、池田龍雄との出会いから、日本の前衛美術、パフォーマンス、舞踏、音楽などへと領域を広げた。のみならず美術と社会の関わりについても、長く追求を続けており、神奈川県立近代美術館の移転問題などにも深く切り込んでいる。
 また以前から専門学校、大学などで若い学生を教えており、そのなかで美術家、創造者となる人々へのエールを送るとともに、彼らを啓発するようなテキストとなるものを執筆を意図してきた。本書は現在におけるその一つの集成である。
著者紹介
宮田徹也(みやた・てつや)
 1970年横浜生まれ。美術評論家。日本近代美術思想史研究。嵯峨美術大学客員教授。日本大学芸術学科美術科非常勤講師。横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了。岡倉覚三、宮川寅雄、針生一郎を経て敗戦後日本前衛美術に到達。ダンス、舞踏、音楽、デザイン、映像、文学、哲学、批評、研究、思想を交錯しながら文化の「現在」を探る。著作:執筆論文多数。美術家・芸術家に関するパンフレット企画編集多数。『池田龍雄画集』著述目録・文献目録執筆(沖積舎、2006年)、「闘士、池田龍雄」『池田龍雄の発言』(論創社、2018年)など。
目次
ポスト・パンデミックの時代に
第一章 前提
一 本書の成り立ち
二 履歴書
三 私の研究/批評方法
第二章 覚悟
一 創造者の決意
(時空の超克/作品の本質と制作の根源。誰の為の制作、自分とは。/魔術と狂気/現代芸術の始まり/決意する/自己紹介の大切さ)
二 創造者の社会的役割と場所
(今と過去を知る。自己と他者を知る。/学問としての社会的地位/分類できない全ての事項/芸術の種類/職業としての社会的地位/価値の変動/財産/芸術、デザイン、広告の違い)
三 遮二無二制作する
(人が絵を描き、言葉を綴る理由/作品の内容=思想と技術/制作の欲求/制作の動機/自己の作品の「思想」を探る/言葉を綴ること/芸術の方法と学問について)
第三章 制作
一 優れた作品とは?
二 作品発表
(美術館の展覧会と展評/画廊/劇場、ダンススペース、クラシックホール)
三 今日に活動する創造者達
第四章 知る/学ぶ
一 現代を知る
(新世界秩序/新自由主義/新右派連合/悲観的な社会観/反共産主義/反「戦後民主主義」/「『改革』のレトリック」/「新世界秩序」と「新右派連合」まとめ/今道友信/佐伯啓思/オルテガ・イ・ガセット)
二 近代を知る
(近代の思想と技術と近代国家/近代の問題/相対性理論/相対性理論の芸術—近藤樹里×近藤孝義/パウル・クレー/戦争とは何か/『地霊よ何処へ。』/リングアート/高橋眞司(未)/芸術と科学)
三 学ぶことの意義
(読書/E・カッシーラ/歴史を読む)
第五章 活動
一 発表することの意義
二 生活と制作
三 コラボレーションの不可能と可能性
(及川廣信とヒグマ春夫/現代芸術の死)
おわりに
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