タイトル 鮎川哲也探偵小説選
刊行日 2017年7月20日
著者 鮎川哲也 著/日下三蔵 編
定価 3,800+税
ISBN 978-4-8460-1603-6
Cコード C0093
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 論創ミステリ叢書
内容
戦後推理小説文壇の巨匠、鮎川哲也の知られざる作品がよみがえる! 未完の遺稿「白樺荘事件」、ファン待望の単行本初収録。雪の山荘を舞台にした連続殺人事件に名探偵・星影龍三が挑む「白の恐怖」を半世紀に復刻し、アリバイトリックを扱った「青いネッカチーフ」、ロマンチシズムの色気が漂う「寒椿」、無邪気さの中に恐怖を描いた掌編「草が茂った頃に」など、単行本未収録作品を一挙集成。別名義で発表された十二作の絵物語も挿絵付きで収録。
著者紹介
[著者]
鮎川哲也(あゆかわ・てつや)
本名・中川透。1919(大正8)年、東京生まれ。終戦後はGHQ勤務の傍ら、様々な筆名を用いて雑誌へ短編を投稿し、50年には『宝石』100万円懸賞の長篇部門へ投稿した「ペトロフ事件」(中川透名義)が第一席で入選した。56年、講談社が公募していた「書下ろし長篇探偵小説全集」の「十三の椅子」へ応募した「黒いトランク」が入選し、本格的に作家活動を開始する。60年、「憎悪の化石」と「黒い白鳥」で第13回日本探偵作家クラブ賞長編賞を受賞。受賞後も安定したペースで本格推理小説を書き続け人気作家となる。執筆活動と並行して、アンソロジー編纂や新人作家の育成、忘れられた探偵作家の追跡調査など、さまざまな仕事をこなした。クラシックや唱歌にも造詣が深く、音楽関連のエッセイ集も複数冊ある。2001年、旧作発掘や新人育成への多大な貢献を評価され、第1回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。2002(平成14)年9月24日、83歳で死去。没後、第6回日本ミステリー文学大賞を贈られた。

[編者]
日下三蔵(くさか・さんぞう)
1968 年、神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。ミステリ・S F研究家、アンソロジスト、フリー編集者。日本推理作家協会、 本格ミステリ作家クラブ各会員。著書に『日本SF全集・総解 説(早川書房)、『ミステリ交差点』(本の雑誌社)。主な編書に 「日本SF全集」(全6巻、出版芸術社)、「ミステリ珍本全集」(全 12 巻、戎光祥出版)など。編書で『天城一の密室犯罪学教程』 で第5回本格ミステリ大賞を受賞。
目次
【第一部】白の恐怖

【第二部】夜の演出
探偵絵物語
 最後の接吻
 退屈なエマ子
 アドバルーン殺人事件
 舞踏会の盗賊
 出獄第一歩
 処刑の広場
 激闘の島
 ヨットの野獣
 無人艇タラント号
 九時〇七分の恐怖
 湖泥のギャング
 エミの復讐
  *
寒 椿
黒い雌蕊
草が茂った頃に
殺し屋ジョオ
青いネッカチーフ
お年玉を探しましょう

【第三部】海彦山彦 光文社文庫『本格推理13』
海彦山彦
遺 書
ガーゼのハンカチ
殺し屋の悲劇
酒場にて

【第四部】白樺荘事件

【第五部】『マスコット』掲載読物
地底の王国
恐竜を追って

【編者解題】日下三蔵
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