タイトル スペイン学第22号
刊行日 2020年3月25日
著者 京都セルバンテス懇話会 編
定価 2400円円+税
ISBN 978-4-8460-1916-7
Cコード 3398
ページ数 256
判型 A5
製本 並製
シリーズ名 スペイン学
シリーズ番号 22号
内容
文学、歴史、日西交流等、スペイン語圏の文化に関する学際誌。講演録、論文、評論、エッセイ、新刊書の書評等から成る。今号では総勢24名の研究者らが執筆に参加。
著者紹介
京都セルバンテス懇話会
セルバンテス生誕450周年にあたる1997年、これを記念して発足。セルバンテスを中心にスペイン語圏の文化を広く日本に紹介するのをその主要目的とする。年1回、『イスパニア図書』の名で第12号まで刊行していた学会誌を2011年・第13号より『スペイン学』と改名。
目次
◎講演録(京都セルバンテス懇話会第21 回記念全国大会 草薙・静岡県立大学)
記念講演《サラマンカから広がるスペイン精神文化──ウナムーノと日本》/角田哲康  
◎論文
ボルヘスと読む『ドン・キホーテ』最終章──あるいはドン・キホーテの死(3)/山田眞史
セルバンテスの戯曲は何故上演されなかったのか──『嫉妬の館とアルデニアの森』を例に/高橋博幸 
ベルナルダの絶体絶命──ロルカ『ベルナルダ・アルバの家』理解のために/平井うらら
サルバドール・デ・マダリアガ Españoles de mi tiempo (1974)におけるスペイン第二共和制の外交活動──国際連盟との関係を中心に/安田圭史
スペインにおける日本文学の受容概観/森 直香 
スペインに於ける日本映画の受容/ダニエル・アギラル 
世紀転換期思想とボルヘス(1)──「トレーン、ウクバル、オルビス・テルティウス」をめぐって/宮下克子 
ボルヘスの著書におけるメネンデス・ペラーヨ──ボルヘスによる詩人としての評価をめぐって/関 智彦 
◎研究ノート 
1970年の日本におけるスペインイメージ──「資料」としての雑誌『太陽』序論/椎名 浩 
◎エッセイ  
ガリシア水紀行/浅香武和 
「生誕120 年…ボルヘス再読」に寄せて/水戸博之 
◎翻訳
アントニオ・デ・ネブリハ『弁明書』(1507?)(下)/岡本信照/(訳)
オルテガ・イ・ガセット『額縁をめぐる瞑想』/山田のぞみ(訳・解題)
◎翻訳・評釈
ルイス・デ・ゴンゴラのカンシオン「嫉妬深い山々が聳え立ち」と「アンへリカとメドロンのロマンセ」の翻訳と解説──長編詩の成立における重要性を中心に/田邊まどか(訳・評釈)
◎資料紹介 
関 智彦 フランシスコ・ロドリゲス・マリン編『メネンデス・ペラーヨ/ロドリゲス・マリン往復書簡集(1891-1912)
◎編著者・訳者の周辺
『スペイン語のムードとモダリティ──日本語との対照研究の視点から』福嶌教隆
『セルバンテスの批評』本田誠二
『ムンサロット・ロッチとカタルーニャ文学』 保崎典子
『アベル・サンチェス』富田広樹
◎翻訳
『ドン・キホーテ』【前篇】【後篇】(ミゲル・デ・セルバンテス著、荻内勝之訳)片倉充造/『ドン・キホーテ』(セルバンテス著、堀口大學訳)片倉充造/『ニューエクスプレスプラススペイン語』(福嶌教隆著)三浦知佐子/『娘たちの空返事他一篇』(モラティン作、佐竹謙一訳)坂田 彩/『ミニマムで学ぶスペイン語のことわざ』(星野弥生著)橋本和美/『前近代スペインのサンティアゴ巡礼──比較巡礼史序説』(関哲行著)福地恭子/『堀田善衛を読む──世界を知り抜くための羅針盤』(池澤夏樹、大高保二郎他著)安田圭史/『ディープ・スロート──内部情報が語るレアル・マドリー』(ディエゴ・トーレス著、木村浩嗣訳)安田圭史
◎記録/彙報
京都セルバンテス懇話会2019研究例会プログラム
九州地区スペイン研究友の会2019年度夏季研究大会プログラム
京都セルバンテス懇話会第21回全国大会(静岡)プログラム他
第49回全国スペイン語弁論大会開催(天理大学主催2019)
編集後記


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