タイトル 演劇を問う、批評を問う
サブタイトル ある演劇研究集団の試み
刊行日 2017年12月27日
著者 平井正子 編
定価 3,000円円+税
ISBN 978-4-8460-1681-3
Cコード 0074
ページ数 380
判型 A5
製本 上製
内容
斎藤偕子傘寿記念出版
1970年代初頭、アメリカ演劇学者で演劇批評家の斎藤偕子は西洋各国の演劇研究者たちと共に演劇研究会〈AMD〉を結成し、その活動はのちに西洋比較演劇研究会へと受け継がれる。そこで発行していた研究同人誌と会報から、舞台合評、シンポジウムとメンバーによるパフォーマンス企画など、実験的且つ先鋭的演劇批評の数々を収録する。
著者紹介
平井正子(ひらい・まさこ)
成城大学大学院博士課程修了。成城大学短期大学部、成城大学社会イノベーション学部教授を経て現在成城大学名誉教授。イギリス文学、エリザベス朝演劇専攻。
目次
斎藤(楠原)偕子教授傘寿記念出版に際して  毛利三彌 

第一部 舞台合評
 1 イプセン劇の可能性――俳優座〈六本木小劇場〉イプセン連続公演(一九七八年)  
   AMDメンバー

 2 木下順二『子午線の祀り』をめぐって(一九七九年)  
   AMDメンバー

 3 演劇時評――チェーホフ舞台など(一九八〇年)  
   中本信幸/利光哲夫/毛利三彌

 4 ハロルド・ピンター――俳優座公演『バースディ・パーティ』をめぐって(一九八一年)  
  一ノ瀬一夫/島田安行/毛利三彌/清水豊子/宮城玖女与/蔵原惟治/小島康男

 5 第五次『子午線の祀り』について――十三年の変化と不変(一九九二年)  
   AMDメンバー

 6 劇団第七病棟の現在(一九九二年)  
斎藤偕子/一ノ瀬和夫/毛利三彌

 7 『リチャード三世』をめぐって
  ――ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演(グローブ座)(一九九三年)  
斎藤偕子/狩野良規/小菅隼人/一ノ瀬和夫

 8 横内謙介と善人会議=扉座の演劇――『うたかたの城』をめぐって(一九九三年)  
斎藤偕子/一ノ瀬和夫/坂原眞里/岩原武則

第二部 座談的シンポジウム
 1 今日の我々にとってブレヒトは有効か――俳優座『ジャンヌ』上演をきっかけとして(一九八二年)  
岩渕達治/岡田恒雄/蔵原惟治/小島康男/斎藤偕子/利光哲夫/毛利三彌

 2 この十年間の演劇状況――欧米と日本(一九八五年)  
蔵原惟治/小島康男/斎藤偕子/佐藤実枝/谷川道子/利光哲夫/中本信幸/増見利清
毛利三彌/矢島直子

 3 古典作品現代上演の問題――一九八八年の海外劇団来日公演をめぐって  
安西徹雄/石沢秀二/乾英一郎/蔵原惟治/斎藤偕子/利光哲夫/中本信幸/毛利三彌

 4「座・新劇」(『風浪』『村岡伊平治伝』『美しきものの伝説』)をめぐって(一九九四年)  
藤木宏幸/毛利三彌/斎藤偕子/堀真理子/岩原武則/一ノ瀬和夫

第三部 あ・えむ・で実験劇
 1 AMD座談劇(一九七二年)  

 2 AMD実験劇(一九七六年)
  
発言者所属機関
編集後記 
『あ・えむ・で』一~十号総目次 
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