タイトル | 里村欣三の風骨 |
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サブタイトル | 小説・ルポルタージュ選集 全一巻 |
刊行日 | 2019年3月22日 |
著者 | 里村欣三著/大家眞悟編著 |
定価 | ¥6800円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1726-2 |
Cコード | 0093 |
ページ数 | 800 |
判型 | A5変 |
製本 | 上製 |
内容
底辺に生きる人々に心惹かれた作家 。もと徴兵忌避者、のちプロレタリア作家として活躍、昭和20年ルソン島で報道従軍中に被爆死した里村欣三。波乱の人生を貫いたその眼差しには「時代」の桎梏を突き抜ける普遍性がある。本書には里村欣三の風骨、作家的相貌をただ一冊の本で示す42作品を一挙収録!
著者紹介
著者:里村欣三(さとむら きんぞう)
1902(明治35) 年3月13日、岡山県生まれ。本名、前川二享。1922(大正11)年、徴兵を忌避し、中国東北部(当時の満州)を放浪した後、1924(大正13)年、東京で『文芸戦線』に加わる。以後、プロレタリア作家として労農芸術家連盟、労農文化連盟などの運動に関与する。日中戦争開始とともに兵役に戻り、以後、中国各地、マレー、ボルネオ等に従軍。1945(昭和20)年2月23日、フィリピンのルソン島の前線で報道従軍中被爆死。享年42。
編著者:大家眞悟(おおや しんご)
1947年12月、和歌山県生まれ。奈良教育大学卒業。建築労働組合事務局勤務後、印刷関連会社の現場オペレーターとして生活。定年退職後、障がい者のガイドヘルパーに従事している。著書に里村欣三の人生の変転を追った評伝『里村欣三の旗』(2011年5月、論創社)、共著に『葉山嘉樹・真実を語る文学』(2012年5月、花乱社)、『里村欣三の眼差し』(2013年2月、吉備人出版)がある。
1902(明治35) 年3月13日、岡山県生まれ。本名、前川二享。1922(大正11)年、徴兵を忌避し、中国東北部(当時の満州)を放浪した後、1924(大正13)年、東京で『文芸戦線』に加わる。以後、プロレタリア作家として労農芸術家連盟、労農文化連盟などの運動に関与する。日中戦争開始とともに兵役に戻り、以後、中国各地、マレー、ボルネオ等に従軍。1945(昭和20)年2月23日、フィリピンのルソン島の前線で報道従軍中被爆死。享年42。
編著者:大家眞悟(おおや しんご)
1947年12月、和歌山県生まれ。奈良教育大学卒業。建築労働組合事務局勤務後、印刷関連会社の現場オペレーターとして生活。定年退職後、障がい者のガイドヘルパーに従事している。著書に里村欣三の人生の変転を追った評伝『里村欣三の旗』(2011年5月、論創社)、共著に『葉山嘉樹・真実を語る文学』(2012年5月、花乱社)、『里村欣三の眼差し』(2013年2月、吉備人出版)がある。
目次
目次
はじめに
推薦の言葉 田原隆雄
起ーー出発
村男と組んだ日
富川町から
思い出す朴烈君の顔
承ーー放浪
放浪病者の手記
シベリヤに近く
河畔の一夜
苦力頭の表情
放浪の宿
旅順
国境の手前
濃霧
痣
展ーープロレタリア作家
疥癬
動乱
娘の時代
暴風
佐渡の唄
十銭白銅
売り得ない女(「東京暗黒街探訪記」第十章)
古い同志
襟番百十号
転ーー動揺
北満の戦場を横切る
戦乱の満洲から
凶作地帯レポート
満洲から帰った花嫁
支那ソバ屋開業記
苦力監督の手記
輾ーー中国戦線
第二の人生(抄)
怪我の功名
獺
マラリヤ患者
回教部落にて
結ーー従軍作家
月下の前線にて
歴史的会見を観たり
閣下
洪水(『北ボルネオ紀行 河の民』抄)
ミナミノ ヒカル ムシ
北辺の皇土
アッツ島挿話
大空の斥候
美しき戦死
いのち燃ゆ
テキストの周縁からー解題に代えて
あとがき
里村欣三発表作品リスト補遺
はじめに
推薦の言葉 田原隆雄
起ーー出発
村男と組んだ日
富川町から
思い出す朴烈君の顔
承ーー放浪
放浪病者の手記
シベリヤに近く
河畔の一夜
苦力頭の表情
放浪の宿
旅順
国境の手前
濃霧
痣
展ーープロレタリア作家
疥癬
動乱
娘の時代
暴風
佐渡の唄
十銭白銅
売り得ない女(「東京暗黒街探訪記」第十章)
古い同志
襟番百十号
転ーー動揺
北満の戦場を横切る
戦乱の満洲から
凶作地帯レポート
満洲から帰った花嫁
支那ソバ屋開業記
苦力監督の手記
輾ーー中国戦線
第二の人生(抄)
怪我の功名
獺
マラリヤ患者
回教部落にて
結ーー従軍作家
月下の前線にて
歴史的会見を観たり
閣下
洪水(『北ボルネオ紀行 河の民』抄)
ミナミノ ヒカル ムシ
北辺の皇土
アッツ島挿話
大空の斥候
美しき戦死
いのち燃ゆ
テキストの周縁からー解題に代えて
あとがき
里村欣三発表作品リスト補遺
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