タイトル ピカデリーパズル
刊行日 2017年11月4日
著者 ファーガス・ヒューム 著/波多野健 編訳
定価 3200円+税
ISBN 978-4-8460-1658-6
Cコード 0097
ページ数 504
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 197
内容
表題作〈ピカデリーパズル〉 裕福な青年、スペンサー・エラズビーが2年間の外国旅行からロンドンに戻ると、オフシーズンの社交界で舞踏会が催されていた。パーティーからの帰途、濃い霧の中、エラズビーは道に迷ってしまう。偶然出会った警官にホテルまで案内されるが、玄関前で何かにつまずいてしまう。それは女の死体だったーー。 この事件には被害書の身元を始め謎が多く、新聞社は事件を〈ピカデリーパズル〉と名付けた。ロンドン警視庁の要請で名探偵ダウカーが捜査に乗り出す。表題作の他、短編4作を収録。推理小説史に名を残す「二輪馬車」の著者、ファーガス・ヒュームの未訳作品を日本独自編纂!
著者紹介
ファーガス・ヒューム
1859年、イギリス生まれ。オタゴ大学で法律を学ぶ。その後、弁護士資格を取得し幹部書記として就職。務めるかたわら戯曲の創作を始める。「二輪馬車の秘密」(1886)で作家としてデビュー。同作品がベストセラーとなる。32年死去。

波多野健(はたの・けん)
1949年、京都市生まれ。東京大学教養学部教養学科アメリカ科卒。ニューヨーク、ムンバイに駐在。2000年「無時間性の芸術へ―推理小説の神話的本質についての試論」で第7回創元推理評論賞受賞。ミステリ評論活動に加え、日本に未紹介の推理小説を紹介、翻訳する活動を続けている。探偵小説研究会員。

梶本ルミ(かじもと・るみ)
1983年、大阪府生まれ、帰国子女。大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)卒業。

編集者コメント
表題作「ピカデリーパズル」の他、短編4作を収録。推理小説史に名を残す「二輪馬車」の著者、ファーガス・ヒュームの未訳作品を日本独自編纂!
目次
ピカデリーパズル
緑玉の神様と株式仲買人
幽霊の手触り
紅蓮のダンサー
小人が棲む室
編者解説
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