タイトル 映画で語るアイルランド
サブタイトル 幻想のケルトからリアルなアイルランドへ
刊行日 2018年6月8日
著者 岩見寿子 宮地裕美子 前村敦
定価 3000円+税
ISBN 978-4-8460-1702-6
Cコード 0074
ページ数 280
判型 A5変
製本 並製
内容
映画に現れたアイルランドの歴史・文化・社会とは——。120年間にわたるアイルランド映画の歴史、1930年代の名作から2000年以降の国際的評価の高い映画、アイルランド映画特有のテーマ等、多岐にわたり詳しく解説する。作品リスト・年表・索引ほか巻末資料も充実。
著者紹介
岩見寿子(いわみ・ひさこ)
お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、成城大学文芸学部非常勤講師。日本アイルランド協会理事。主な論考:「アイルランド映画産業の現在」(『エール』15号 日本アイルランド協会学術研究部1995年)、「アイリッシュ・シネマの現在形」(『ユリイカ』青土社2000年2月号)、「漱石から清順へ―ホモフォビアの近代―」(『男たちの絆 東アジア映画 』所収、平凡社 2004年)。翻訳:P. B. エリス著『アイルランド史―民族と階級』(堀越智と共訳 論創社 1991年)、W.トレヴァー著『フールズ・オブ・フォーチュン』(論創社 1992年)
宮地裕美子(みやじ・ゆみこ)
東京外国語大学大学院地域文化研究科博士前期課程修了。毎日ウィークリー編集などを経て現在、国士舘大学21世紀アジア学部業務委託非常勤講師。日本アイルランド協会幹事。著作:『やさしいゲール語読本I』(三橋敦子と共著 大学書林 1987年)、翻訳:『現代思想』総特集ユーゴスラビア解体(分担翻訳)(青土社 1997年)、CD歌詞対訳:(リバーダンス、アルタンほか11アルバム)、ゲール語監修:映画『麦の穂をゆらす風』(2006年)
前村敦(まえむら・あつし)
筑波大学大学院修士課程地域研究研究科修了。修論のテーマはアイルランド西部の海の異郷観。現在、時事通信社に勤務。中央官庁を長く取材してきた。映画をテーマにコラムなども執筆。日本アイルランド協会幹事。
編集者コメント
アイルランド映画の歴史や特有のテーマ、重要作品から著名な監督・俳優まで、アイルランド映画に関する情報をまとめた初めての本格的な一冊です。
目次
第1章 アイルランド映画の歴史
第2章 アイルランド映画作品研究
Part 1 アイルランド映画のクラシック
『アラン』『邪魔者は殺せ』『静かなる男』『ライアンの娘』『エクスカリバー』『ザ・デッド/「ダブリン市民」より』
Part 2 アイルランド映画のルネサンス
『マイ・レフトフット』『フールズ・オブ・フォーチュン』『ザ・コミットメンツ』『ヒア・マイ・ソング』『クライング・ゲーム』『白馬の伝説』『父の祈りを』『フィオナの海』『ナッシング・パーソナル』『マイケル・コリンズ』『ジェネラル』『アバウト・アダム アダムにも秘密がある』『サークル・オブ・フレンズ』『ブラッディ・サンデー』『麦の穂をゆらす風』『ONCEダブリンの街角で』 『ブルックリン』
第3章 テーマから見るアイルランド映画
第4章 アイルランド映画のトップランナー
Part 1 監督
パット・オコナー/サディアス・オサリヴァン/ジム・シェリダン/ニール・ジョーダン/ジョン・カーニー
Part 2 俳優
モーリン・オハラ/ピーター・オトゥール/ブレンダ・フリッカー/スティーヴン・レイ/ガブリエル・バーン/リーアム・ニーソン/ピアース・ブロスナン/ブレンダン・グリーソン/ジェームズ・ネズビット/コリン・ファレル/キリアン・マーフィー/ジョナサン・リス=マイヤーズ/シアーシャ・ローナン
〈資料〉
日本で公開されたアイルランド映画リスト
アイルランド歴史略年表
アイルランド映画史年表
アイルランド全土地図
人名索引
映画題名索引
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