タイトル | 三遊亭円朝探偵小説選 |
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刊行日 | 2009年6月30日 |
著者 | 三遊亭円朝 |
定価 | 3,200 円+税 |
ISBN | 978-4-8460-0783-6 |
Cコード | 0093 |
ページ数 | 528 |
判型 | A5変 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 論創ミステリ叢書 |
シリーズ番号 | 40 |
内容
『怪談牡丹燈篭』の円朝初のミステリ集成。言文一致に貢献した近代落語の祖による明治探偵小説の知られざる逸品。
著者紹介
三遊亭円朝(さんゆうてい・えんちょう)
1839(天保10)年、江戸生まれ。本名・出淵次郎吉。音曲師の橘屋円太郎を実父に持ち、1845年に橘屋小円太を名乗り、6歳で初舞台を踏む。47年に父の師匠である二代目・三遊亭円生に内弟子として入門。55年に円朝と改名して、真打ちとなった。その後、師の円生によって、トリの演題を先に話されるという事態が続いたため、『累ヶ淵後日怪談』(59口演)を創作。72年になって、それまでの道具を使った芝居噺から素噺に転向。折からの速記術興隆の流れに乗って、『怪談牡丹燈篭』(84)、『塩原多助一代記』(85)、『真景累ヶ淵』(88)などの口演が活字化された。これら速記本が言文一致運動に与えた影響は大きい。95年には、速記ではなく自ら筆をとった『名人長二』を『中央新聞』に連載した。1900(明33)年、下谷車坂町の自宅で死去。
1839(天保10)年、江戸生まれ。本名・出淵次郎吉。音曲師の橘屋円太郎を実父に持ち、1845年に橘屋小円太を名乗り、6歳で初舞台を踏む。47年に父の師匠である二代目・三遊亭円生に内弟子として入門。55年に円朝と改名して、真打ちとなった。その後、師の円生によって、トリの演題を先に話されるという事態が続いたため、『累ヶ淵後日怪談』(59口演)を創作。72年になって、それまでの道具を使った芝居噺から素噺に転向。折からの速記術興隆の流れに乗って、『怪談牡丹燈篭』(84)、『塩原多助一代記』(85)、『真景累ヶ淵』(88)などの口演が活字化された。これら速記本が言文一致運動に与えた影響は大きい。95年には、速記ではなく自ら筆をとった『名人長二』を『中央新聞』に連載した。1900(明33)年、下谷車坂町の自宅で死去。
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