タイトル 悪魔を見た処女
サブタイトル 吉良運平翻訳セレクション
刊行日 2022年4月27日
著者 エツィオ・デリコ カルロ・アンダーセン 著/吉良運平 訳
定価 3800円+税
ISBN 978-4-8460-2128-3
Cコード 0097
ページ数 432
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 280
内容
戦後間もなく翻訳されたまま長らく歴史の闇に埋もれていた欧州ミステリ二作を合本。

「「悪魔を見た処女」はシムノンに酷似して写実的手法に優れたスッキリとした作風である。トリックは極めて巧みであり、意外性もあり、雰囲気が非常によく出ていて、可なり優れた探偵小説である。」江戸川乱歩「幻影城通信」より抜粋
著者紹介
エツィオ・デリコ
 1892年、イタリア、シチリア島生まれ。1923年に“Quello che il Carabiniere deve Sapere”で作家デビューし、1930年代から40年代にかけて“Plenilunio allo Zoo”(1939)など多数の作品を発表。脚本家や画家、雑誌編集者としても活躍する。60年代に執筆活動を再開するが作家としての再起には至らなかった。1972年、ローマにて死去。

カルロ・アンダーセン
 本名カルロ・アーノルド・ヴァンデマー・アンダーセン。1904年、デンマーク、フレゼレクスベア生まれ。38年に「遺書の誓ひ」で作家デビュー。晩年はレジスタンスグループのリーダーとなり、1970年にスカルデレフで死去。

〔訳者〕
吉良運平(きら・うんぺい)
 明治43年生まれ? 本名・渡辺芳夫。東京大学法学部を卒業後、昭和十一年頃に日本を離れ、終戦直後の昭和二十一年四月に帰国。三井物産社員や外務省嘱託として戦前から三十年近く欧州各国を忙しく飛び回った。欧州圏の推理小説を日本に紹介しようと精力的に活動するが、僅か二冊の翻訳作品を刊行するに留まる。江杉寛の筆名では翻訳の他、創作長編「女人裸像の失踪」(1947)を執筆。「撮影所殺人事件」(48)などの探偵小説や「滞欧邦人風流譚」(55)のような艶笑コントを吉良名義で発表し、本名では世界各地の性風俗を題材としたノンフィクションを三冊刊行した。没年不詳。
目次
悪魔を見た処女  エツィオ・デリコ
遺書の誓ひ  カルロ・アンダーセン

解説 横井司
関連書籍
ページ上部へ戻る