タイトル 旅から
サブタイトル 全国聞き歩き民俗誌
刊行日 2022年11月2日
著者 斎藤たま
定価 2400円+税
ISBN 978-4-8460-1595-4
Cコード C0039
ページ数 256
判型 四六
製本 上製
内容
著者は1971年から日本全国をひたすら歩いて民俗学調査を重ねてきました。収録の〈十津川紀行〉は、その調査の姿をもっともよく伝えるものです。 本書には日本の故郷ともいえる、広大な紀伊半島を潤す十津川流域のほか、著者が愛した〈奄美諸島〉や〈奥多摩〉〈秩父〉の豊かな生活と自然が活写されています。
著者紹介
斎藤 たま(さいとう・たま)
1936年、山形県東村山郡山辺町に生まれる。高校卒業後、東京の書店で働く。1971年より民俗収集の旅に入る。
著書に『野にあそぶ』(平凡社)、『南島紀行』『あやとり、いととり』(共に福音館書店)、『生ともののけ』『死ともののけ』『行事ともののけ』『ことばの旅』『秩父浦山ぐらし』(いずれも新宿書房)、『村山のことば』(東北出版企画)、『落し紙以前』『まよけの民俗誌』『箸の民俗誌』『賽銭の民俗誌』『わらの民俗誌』『便所の民俗誌』『野山の食堂』『暮らしのなかの植物』(いずれも論創社)ほか。
編集者コメント
〈編集部からのお知らせ〉
2017年1月26日、斎藤たまさんが永眠されました。2000年に発病、2013年秋の再入院後も本書のため熱心に手を入れ続けられましたが、大きな手術を経て身体の自由を失われたのち、校正作業は中断を余儀なくされました。その後編集部ではご遺族の協力を得て、遺された原稿やメモ、手紙、取材ノート等を参照しつつ、手探りで遺著3冊の編集作業を続けてきました。このたび、ようやく第1冊目が刊行の運びとなりました。ここに心より斎藤たまさんのご冥福をお祈りいたします。
目次
一 鹿児島・奄美諸島紀行
二 紀伊半島・十津川紀行 
三 奥多摩の話者とお話
四 各地の旅から
五 秩父だより――自分がたり
あとがき 
〝歩く人〟の秘密(著者へのインタビュー)― ―今野哲男 
初出・執筆時期
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