タイトル 未完の平和記念都市
サブタイトル 広島平和記念都市建設法の軌跡と展望
刊行日 2024年8月1日
著者 森上翔太
定価 6000円+税
ISBN 978-4-8460-2406-2
Cコード C0032
ページ数 518
判型 A5
製本 上製
内容
「平和都市」広島の過去と未来を探る――。かつて軍都として栄えた広島市は戦後、いかにして平和都市となったのか。1949年8月6日に施行され、今年で75周年を迎える広島平和記念都市建設法に関する初の包括的研究! 人類史上初の原爆投下で壊滅した広島を、平和都市として性格づけた広島平和記念都市建設法。わずか7つの条文から成るこの法律は、一都市に平和希求の使命を負わせるという世界的にもユニークな法律であり、今なお有効であり続けている。本書は、同建設法の形成過程と設計者たちの思いを丹念に振り返りながら、法律学の側面から条文に込められた意味と実際の運用状況を詳細に解説し、戦後、「平和記念都市」として再生した広島が今日果たすべき役割を見定める。
著者紹介
森上翔太(もりうえ・しょうた)
広島市生まれ。東京大学教養学部総合社会科学科国際関係論分科卒業。東京大学大学院法学政治学研究科修了、広島市立大学大学院平和学研究科博士後期課程修了。法務博士(専門職)(東京大学)、博士(平和学)(広島市立大学)。衆議院法制局参事、ケンブリッジ大学クレア・ホール客員フェロー、広島市企画総務局法務課主事、外務省軍縮不拡散・科学部軍備管理軍縮課外交実務研修員を経て、現在、広島市国際平和推進部平和推進課主査。
目次
序 章
第1章 広島平和記念都市建設法の制定過程
第2章 「平和記念都市」とは何か
第3章 広島平和記念都市建設法の解釈及び運用
第4章 地方特別法としての広島平和記念都市建設法
第5章 広島平和記念都市建設法の国際的位置
第6章 広島平和記念都市建設法の今日的意義
終 章

資料史料及び参考文献一覧
あとがき
関連書籍

「二十四の瞳」からのメッセージ

澤宮 優

2400円+税

「西日本新聞」(2023年4月29日付)に書評が掲載されました。

日本の脱獄王

白鳥由栄の生涯 斎藤充功著

2200円+税

「週刊読書人」(2023年4月21日号)に書評が掲載されました。

算数ってなんで勉強するの?

子供の未来を考える小学生の親のための算数バイブル

1800円+税

台湾野球の文化史

日・米・中のはざまで

3,200円+税

ページ上部へ戻る