タイトル 『暮しの手帖』と花森安治の素顔
刊行日 2016年10月14日
著者 河津一哉 北村正之
定価 1,600円+税
ISBN 978-4-8460-1573-2
Cコード C0034
ページ数 200
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 出版人に聞く
シリーズ番号 20
内容
1957年と69年に暮しの手帖社に入社した二人は、1978年の花森の死去直前まで、90万雑誌『暮しの手帖』で編集者として薫陶を受ける。
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が描かなかった花森安治の実像と背景に迫る!
著者紹介
河津一哉 (かわづ・かずや)
1930年、熊本生まれ。57年入社、83年退社。2001年、暮しの手帖出版サービス嘱託になり、05年退社。
北村正之 (きたむら・まさゆき)
1942年、東京生まれ。69年入社。2009年に退社。その後、LLP ブックエンド設立に加わる。
目次
第Ⅰ部
 前口上
 河津入社事情
 創刊号の目次
 六〇年代の応募者の変化
 『暮しの手帖』発行部数の推移 
 東麻布研究室のこと 
 バックナンバーの売れ行き 
 営業部の不在と取次、書店との関係 
 花森編集フォーマット 
 花森の思想としての暮しの手帖社 
 花森独裁と社員の年齢構成 
 他者の雑誌や編集者との関係 

第Ⅱ部
 外国雑誌の影響 
 商品テスト 
 『花森安治』と「商品テスト」 
 東京消防庁との「水かけ論争」 
 政治や国家の問題の浮上 
 「見よぼくら一 五厘の旗」 
 五〇年代から六〇年代にかけての単行本 
 片山廣子『燈火節』などについて 
 島田謹介写真集『武蔵野』

第Ⅲ部
 北村の『暮しの手帖』体験
 北村入社事情 
 最初の仕事 
 花森の気配りとパフォーマンス
 花森の共同体思考 
 一九六九年の東麻布研究室
 『暮しの手帖』編集会議 
 電子レンジテスト 
 男性用レインコートテスト 
 商品テストと工作 
 新しい商品と文房具 

第Ⅳ部
 花森の美意識 
 花森語録 
 『暮しの手帖』の三つの時期 
 戦後社会の変容 
 消費社会の出現 
 『暮しの手帖』のファッション記事 
 生活と食の変化 
 花森の死 

第Ⅴ部
 大橋鎭子「編集長花森安治のこと」
 『暮しの手帖』の変化 
 後継者の不在 
 花森なき後の『暮しの手帖』 
 自費出版部門の立ち上げ
 グリーンショップ設立 
 『通販生活』とカタログハウス 
 商品テストの難しさと問題 
 直販部数一万部の落ちこみ 
 消費者像の変化 
 花森の生活思想と現在の問題 
 『暮しの手帖』と現在の生活思想 

第Ⅵ部
 花森の個人史 
 花森と淀川長治 
 装釘家としての花森 
 花森と大政翼賛会 
 花森と生活社 
 平凡出版の岩堀喜之助と清水達夫 
 花森松三郎とろまん文庫 
 花森の世代と戦後の雑誌の時代 
 会社のあり方 
 花森と齋藤十一 
 戦前の婦人雑誌の世界 
 『婦人画報』と東京社 

あとがき
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