タイトル | アーサーの甥ガウェインの成長記 |
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サブタイトル | 中世ラテン騎士物語 |
刊行日 | 2016年5月25日 |
著者 | 瀬谷幸男 訳 |
定価 | 2,500円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1522-0 |
Cコード | 0098 |
ページ数 | 106 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
内容
ガウェインの誕生と若き日のアイデンティティ確立の冒険譚! 婚外子として生まれた円卓の騎士ガウェインの青少年期の委細を知る貴重な資料であり、後の『ガウェイン卿と緑の騎士』やスペンサーの長編叙事詩『妖精の女王』等の作品研究の上でもきわめて重要な作品とされる。
著者紹介
瀬谷幸男(せや・ゆきお)1942年福島県生まれ。1964年慶應義塾大文学部英文科卒業、1968年同大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。1979〜1980年オックスフォード大学留学。武蔵大学、慶應義塾大学各兼任講師、北里大学教授など歴任。現在は主として、中世ラテン文学の研究、翻訳に携わる。主な訳書にA. カペルラーヌス『宮廷風恋愛について―ヨーロッパ中世の恋愛術指南の書―』(南雲堂、1993)、『完訳 ケンブリッジ歌謡集―中世ラテン詞華集―』(1997)、ロタリオ・デイ・セニ『人間の悲惨な境遇について』(1999)、G. チョーサー『中世英語版 薔薇物語』 (2001)、ガルテース・デ・カステリオーネ『アレクサンドロス大王の歌―中世ラテン叙事詩』(2005)、W. マップ他『ジャンキンの悪妻の書―中世アンティフェミニズム文学伝統』(2006)、ジェフリー・オヴ・モンマス『ブリタニア列王史―アーサー王ロマンス原拠の書』(2007)、『放浪学僧の歌―中世ラテン俗謡集』(2009)、『マーリンの生涯―中世ラテン叙事詩』(2009)(以上、南雲堂フェニックス)、P. ドロンケ『中世ラテンとヨーロッパ恋愛抒情詩の起源』(監・訳、2012)、W. マップ『宮廷人の閑話―中世ラテン綺譚集』(2014)、『シチリア派恋愛抒情詩選―中世イタリア詞華集』(2015)(以上、論創社)がある。また、S. カンドウ『羅和字典』の復刻監修・解説(南雲堂フェニックス、1995)、その他がある。
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