タイトル ウクライナ、ガザ、そして「松本人志問題」へ
サブタイトル 「世界史的課題」に挑むための、私たちの小さな試みⅡ
刊行日 2024年07月12日
著者 佐藤幹夫/村瀬 学
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2395-9
Cコード C0036
ページ数 272
判型 四六
製本 並製
内容
二つの戦争のはざまで考える 
激変する世界や日本の状況を、どうしたら自分たちの言葉で表現することができるのか。
複雑に絡み合う現代を〈往復書簡〉という形で互いの見解を探りながら、問題の核心に迫る
著者紹介
佐藤幹夫 (さとう・みきお)
1953年生まれ。秋田県出身。2001年よりフリージャーナリストとして活動するかたわら、批評誌『飢餓陣営』の主宰者として、思想・文学・心理学など幅広い分野で評論活動も行う。著書に『一七歳の自閉症裁判』(岩波現代文庫)、『知的障害と裁きドキュメント千葉東金事件』(岩波書店)、「評伝島成郎』(筑摩書房)、『ルポ闘う情状弁護へ』(論創社)『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後』(現代書館)、『「責任能力」をめぐる新・事件論』(言視舎)など多数。

村瀬 学 (むらせ・まなぶ)
1949年生まれ。京都府出身。同志社大学文学部卒業。
同志社女子大学名誉教授。2010年に第34回日本児童文学夫学会奨励賞を受賞。著書に、『宮崎駿の「深み」へ』(平凡社新書)、『10代の真ん中で』(岩波ジュニア新書)、『初期心的現象の世界」(洋泉社MC 新書)、『「あなた」の哲学』(講談社現代新書)、『長新太の絵本の不思議な世界』(晃洋書房)、『徹底検証古事記』『古事記の根源へ』(共に言視舎)、『いじめ』(ミネルヴァ書房)など。
目次
Ⅰ ウクライナ戦争

〔第一信〕村瀬学 ウクライナ戦争 私たちは何を見ているのか

〔第二信〕佐藤幹夫 ロシア- ウクライナ戦争と、平和思想としての「海洋国家」論

Ⅱ 記録、世界史、ナラティブ、フェイクニュース

〔第三信〕村瀬学 世界史から「兵士」になることを考える

〔第四信〕佐藤幹夫 ポスト・トゥルースの時代と「新しい戦前」のはじまり

Ⅲ 追悼・小浜逸郎

〔第五信〕村瀬学 「エロス身体」と「季節体」の近さについて―小浜逸郎さんの核心の思いの方へ

〔第六信〕佐藤幹夫 遠くで見える「近さ」と近くで見る「遠さ」

〔第七信〕村瀬学 佐藤さんの返信への、取り急ぎの返信

Ⅳ 「福祉」の言葉は今、どこにいるのか

〔第八信〕村瀬学 福祉にとって「美」とはなにか

〔第九信〕佐藤幹夫 映画『月』をめぐる批判、その「差別糾弾の論理」への異論

〔第一〇信〕村瀬学 「松本人志問題」から「世界史」への視座を―あとがきに代えて
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