タイトル ガザ虐殺を考える
サブタイトル その悲痛で不条理な歴史と現状を知るために
刊行日 2024年11月1日
著者 森達也 編著
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2399-7
Cコード 0036
ページ数 304
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 57
内容
虐殺を見て見ぬふりをすることは、虐殺を容認していることと同じだ!

なぜイスラエルはガザを攻撃し続けるのか。欧米などの国際社会は、それを黙認するのか。日本はパレスチナとどう向き合っているのか。何度でも、何度でも、ガザで起きていることを直視し、現地の人々が送る苦難の日々を想像したい。彼らの姿は、明日の私たちの姿なのかもしれないのだから。
著者紹介
編著者 : 森 達也(もり・たつや)
広島県呉市生まれ。映画監督。作家。テレビ番組制作会社を経て独立。1998年、オウム真理教を描いたドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。佐村河内守のゴーストライター問題を追った16年の映画『FAKE』、東京新聞の記者・望月衣塑子を密着取材した19年の映画『i―新聞記者ドキュメント―』が話題に。10年に刊行した『A3』で講談社ノンフィクション賞。著書に、『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)、『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』『職業欄はエスパー』(角川文庫)、『A2』(現代書館)、『ご臨終メディア』(集英社)、『死刑』(朝日出版社)、『神さまってなに?』(河出書房新社)、『虐殺のスイッチ』(ちくま文庫)、『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』(ミツイパブリッシング)、『U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面』(講談社現代新書)、『千代田区一番一号のラビリンス』(現代書館)、『増補版 悪役レスラーは笑う』(岩波現代文庫)、『集団に流されず個人として活きるには』(ちくまプリマー選書)、『歯車にならないためのレッスン』(青土社)、『COVID‐19』(論創社)など多数。編著に『定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会』シリーズ(論創社)など。
2023年9月1日、関東大震災の5日後に千葉県の福田村で起きた行商団9人の虐殺事件をテーマにした映画『福田村事件』が公開。
目次
刊行に寄せて   森達也

Ⅰ 虐殺を止められない外交とは
酒井啓子   ガザ攻撃の世界史的意味と国際規範の崩壊
鈴木啓之   日本とパレスチナの関係--理想の関係は描けるか
高橋和夫   パレスチナとイスラエルは、なぜもめ続けるのか
木村三浩   日本政府は、パレスチナとイスラエルへの停戦を呼びかけよ!

Ⅱ ガザ報道--メディアは誰のために報じるのか
須賀川拓   ガザで鳥を撮る意味--現地取材で聞こえた人々の息遣い
重信メイ   西洋メディアの偏向報道が助長したガザ虐殺
綿井健陽   もうひとつのパレスチナ自治区・ヨルダン川西岸

Ⅲ パレスチナで生きることの意味
藤屋リカ   ガザの女性たち
土肥俊子   土地と共に生きる--援農訪問を通じて
ガリコ美恵子 侵略国イスラエルから見たガザの集団虐殺

Ⅳ 不均衡で不条理な歴史
鵜飼 哲    殺戮者の手を縛るために
太田昌国   パレスチナの「解放」はあり得るのか
豊田直巳   偏見と誤解の中のパレスチナ

Ⅴ 一日も早く、一時間でも早く、虐殺を止めたい
畠山澄子   私たちはガザを見捨てない
森 達也   世界が目撃しながら止められない虐殺とは
関連書籍

「二十四の瞳」からのメッセージ

澤宮 優

2400円+税

「西日本新聞」(2023年4月29日付)に書評が掲載されました。

日本の脱獄王

白鳥由栄の生涯 斎藤充功著

2200円+税

「週刊読書人」(2023年4月21日号)に書評が掲載されました。

算数ってなんで勉強するの?

子供の未来を考える小学生の親のための算数バイブル

1800円+税

台湾野球の文化史

日・米・中のはざまで

3,200円+税

ページ上部へ戻る