タイトル スペイン学第23号
刊行日 2021年4月10日
著者 京都セルバンテス懇話会 編
定価 2200円+税
ISBN 978-4-8460-2044-6
Cコード C3398
ページ数 196
判型 A5
製本 並製
シリーズ番号 23
内容
文学、歴史、日西交流等、スペイン語圏の文化に関する学際誌。論文、翻訳、評論、エッセイ、新刊書の書評、研究会記録から成る。
著者紹介
セルバンテス懇話会(セルバンテスコンワカイ)
セルバンテス生誕450周年にあたる1997年、これを記念して発足。セルバンテスを中心にスペイン語圏の文化を広く日本に紹介するのをその主要目的とする。年1回、『イスパニア図書』の名で第12号まで刊行していた学会誌を2011年の第13号より『スペイン学』と改名。
目次
◎論文
フィリピン諸島におけるスペインの伝道語学に関する予備的考察/岡本信照
ボルヘスと読む『ドン・キホーテ』の最終章―あるいはドン・キホーテの死(4)/山田眞史
詩的理性とフェミニズムについて─マリア・サンブラーノの場合/角倉マリ子
世紀転換期思想とボルヘス(2)─「トレーン、ウクバル、オルビス・テルティウス」をめぐって/宮下克子
近世におけるサンティアゴ巡礼路変更に関する一考察/福地恭子
19世紀後半から20世紀初頭におけるメネンデス・ペラーヨと中南米知識人の研究交流─カルロス・ペレイラによる「スペイン初のアメリカ言語文化学者」としての評価をめぐって/関 智彦
◎研究ノート
カバニージャス『百葉の薔薇』未発表詩歌の新発見をめぐって/浅香武和
◎書評論文
〈スペイン内戦〉から〈通史〉へ─川成洋著『スペイン通史』を読む/平井うらら
◎エッセイ
「犬の対話」を読んで/野呂 正
二年目のボルヘス原書読書会/水戸博之
文藝は不要不急ではない。それでも日本映画界に貢献した祭/ダニエル・アギラル
ルース・ポソ・ガルサ(リバデオ1922~ア・コルーニャ2020)/桑原真夫
◎翻訳
ラモン・デル・バリェ=インクラン『春のソナタ』(1)/吉田彩子(訳)
◎編著者・訳者の周辺
『スペイン通史』/川成 洋
ミゲル・デリーベスの『そよ吹く南風にまどろむ』を訳して/喜多延鷹
『スペイン─謎の台地』/齋藤康子
◎書評
『ドン・キホーテ』[前篇][後篇](ミゲル・デ・セルバンテス著、会田 由訳)片倉充造/『スペイン通史』(川成 洋著)安田圭史/『ゲルニカ-無差別爆撃とファシズムのはじまり』(早乙女勝元著)安田圭史/『フォトジャーナリスト長倉洋海の眼―地を這い、未来へ駆ける』(長倉洋海著)安田圭史/『旅するこどものスペイン語マドリード編』(コンデックス情報研究所編著)橋本和美
◎記録
京都セルバンテス懇話会2020研究例会(研究発表Ⅰ,Ⅱ・レジュメ・質疑応答・講評)
編集後記
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