タイトル 人間力を磨く
サブタイトル 東日本国際大学講演集Ⅱ
刊行日 2018年4月5日
著者 東日本国際大学東洋思想研究所 編
定価 1800円+税
ISBN 978-4-8480-1717-0
Cコード 0036
ページ数 256
判型 四六
製本 上製
内容
現代の歴史的・文明的課題を直視し、人間力をいかに磨き深めるか。著名人・八名のメッセージ。【昌平黌出版会発行/論創社発売】
著者紹介
西宮佑騎(にしみや・ゆうき)
1980年生まれ。東京都出身。法政大学国際文化学部卒業。アーティスト名はMicro(マイクロ)。2003年にハワイ出身のShen(シェン)と2人組ユニットDef Tech(デフテック)を結成。2005年、1stアルバム『Def Tech』が約280万枚の大ヒットとなり、インディーズアーティストとして初めて『第56回NHK紅白歌合戦』への出場を成し遂げる。2018年より東日本国際大学東洋思想研究所客員教授。
柳美里(ゆう・みり)
1968年生まれ。小説家、劇作家。横浜市出身。高校中退後、東由多加率いる「東京キッドブラザーズ」に入団。演劇活動を経て93年『魚の祭』(白水社)で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。97年『家族シネマ』(講談社)で芥川賞を受賞。2012年より南相馬市の臨時災害放送局・南相馬ひばりFM「ふたりとひとり」のパーソナリテイを務める。著書に『フルハウス』(文藝春秋、泉鏡花文学賞・野間文芸新人賞)、『ゴールドラッシュ』(新潮社)、『雨と夢のあとに』(角川書店)、『ねこのおうち』(河出書房新社)など多数。
西園寺一晃 (さいおんじ・かずてる)
1942年東京生まれ。58年、日本の民間友好団体と中国側の要請で両親と共に中国に移住。中学3年から大学まで北京で学ぶ。北京大学経済学部卒業。67年帰国。帰国後、朝日新聞社に入り、調査研究室員、総合研究センター主任研究員などを務める。定年退職後、慶応義塾大学非常勤講師、工学院大学孔子学院学院長などを経て、現在、北京大学客員教授、東日本国際大学客員教授、東京都日中友好協会顧問。最後の元老・枢密院議長であった西園寺公望の曾孫。著書に『青春の北京』(中央公論社)、『中国辺境を行く』(旺文社文庫)、『周恩来と池田大作の一期一会』(潮出版社)などがある。
朴在圭(パク・チェイキュウ)
1967年アメリカ・ニュージャージー州、フェアリー・デイキソン大学卒業。南北統一問題研究の専門家。慶南大学極東問題研究所長を経て99年、金大中政権の第3代統一相に就任。翌年6月の南北首脳会談では大統領とともに訪朝。南北閣僚級会談では韓国側首席代表を務め、大統領が推進する太陽政策を主導。統一相退任後、慶南大学北韓大学院教授を経て現在、同大学総長。
佐藤弘夫(さとう・ひろお)
1953年宮城県生まれ。東北大学文学研究科博士前期課程修了。盛岡大学助教授などを経て、現在、東北大学大学院文学研究科教授。博士(文学)。中世を中心とする日本思想史の研究家。 著書に『日本中世の国家と宗教』(吉川廣文館)、『神・仏・王権の中世』(法蔵館)、『神国日本』(ちくま新書)、『鎌倉仏教』(第三文明社・レグルス文庫)、『死者の花嫁』(幻戯書房)など多数。
森田 実(もりた・みのる)
1930年静岡県伊東市生まれ。東京大学工学部卒業。日本評論社出版部長、「経済セミナー」などを経て、政治評論家として独立。テレビ・ラジオ・著作・講演など多方面で活躍。中国・山東大学名誉教授、東日本国際大学客員教授。 著書に『公共事業必要論』(日本評論社)、『進歩的文化人の研究』(サンケイ出版)、『森田実の言わねばならぬ 名言123選』『森田実の一期一縁』(第三文明社)などがある。
松岡幹夫(まつおか・みきお)
1962年長崎県生まれ。創価大学教育学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術・東京大学)。東日本国際大学教授。同大学東洋思想研究所所長。 著書に『日蓮仏教の社会思想的展開』(東京大学出版会)、『法華経の社会哲学』(論創社)、『平和をつくる宗教』(第三文明社)、『超訳 日蓮の言葉』(柏書房)、『宮沢賢治と法華経』(昌平黌出版会)、『仏教とお金』(柏艪舎)、佐藤優氏との対談『創価学会を語る』(第三文明社)などがある。
三浦健一(みうら・けんいち)
1990年東京都生まれ。創価大学文学部卒業。北海道大学公共政策大学院修士課程を経て、同大学国際広報メディア・観光学院博士課程在籍。東日本国際大学東洋思想研究所准教授。同大学グローカル人財育成研究所副所長。産業カウンセラー。19歳で物真似芸人としてプロデビュー。テレビ・ラジオ・舞台などに多数出演。
目次
My Way 未来を生きる君たちへ/西宮佑騎
福島に寄り添う私/柳 美里
現代中国とどう付き合うか――日中友好の歴史と課題/西園寺一晃
東北アジアの平和と繁栄のための日韓間の協力/朴 在圭
神・人・死者――日本列島における多文化共生の系譜/佐藤弘夫
日本における儒教の歴史と現状、そして未来の可能性/森田 実
私という宇宙――地球仏教者たちの平和へのアプローチ/松岡幹夫
死とホスピタリティ ――西洋における「死と私」の変遷をめぐるホスピタリティ研究/三浦健一
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