タイトル | 佐藤洋二郎小説選集二「カプセル男」 |
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刊行日 | 2019年10月31日 |
著者 | 佐藤洋二郎 |
定価 | 2200円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1822-1 |
Cコード | C0093 |
ページ数 | 304 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
内容
1992年『河口へ』で注目されて以降、数多くの小説を生み出してきた佐藤洋二郎。
市井の人々の営み、働く人々、男と女の愛などに、鋭い視点から情愛ある眼差しを向けながら描くその小説は、私たちに静かな感動を与えてくれる。
人は風土がつくるという思いで、生まれ育った九州、山陰、いまも暮らす千葉や東京を舞台に物語を紡ぐ。それは時には、日常の中から神話的世界への扉を開く。
『夏至祭』や『神名火』、最近では『妻籠め』などの傑作でも知られる佐藤洋二郎の珠玉の短編・中編。その単行本未収録作品を集め、二巻の選集を編む。その第二巻。「遠音」「菩薩」「カプセル男」など十四編。
市井の人々の営み、働く人々、男と女の愛などに、鋭い視点から情愛ある眼差しを向けながら描くその小説は、私たちに静かな感動を与えてくれる。
人は風土がつくるという思いで、生まれ育った九州、山陰、いまも暮らす千葉や東京を舞台に物語を紡ぐ。それは時には、日常の中から神話的世界への扉を開く。
『夏至祭』や『神名火』、最近では『妻籠め』などの傑作でも知られる佐藤洋二郎の珠玉の短編・中編。その単行本未収録作品を集め、二巻の選集を編む。その第二巻。「遠音」「菩薩」「カプセル男」など十四編。
著者紹介
1949年福岡生まれ。作家。日本大学芸術学部教授。1974年中央大学卒業。25歳の時、『三田文學』にはじめての小説「湿地」を投稿し掲載され作家の道へ。外国人労働者をはじめて文学に取り入れた『河口へ』(集英社)で注目され、人間の生きる哀しみと孤独をテーマに作品を発表。『神名火』(小学館文庫)、『坂物語』 (講談社)、『忍土』(幻戯書房)、『妻籠め』(小学館)など多数。『夏至祭』第17回野間文芸新人賞、 『岬の蛍』第49回芸術選奨新人賞、『イギリス山』第5回木山捷平文学賞。現在、日本文藝家協会常務理事、日本近代文学館常務理事、日中文化交流協会常任理事、舟橋聖一文学賞選考委員、日大文芸賞選考委員、「季刊文科」編集委員など。
目次
遠音/潮騒/川/菩薩/梅雨/二期咲き桜/箱根心中/恋人/老眼鏡のある喫茶店/カプセル男/あぶさんの雪/四苦八苦/かもめ/積み木
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