タイトル 列をなす棺
刊行日 2024年6月11日
著者 エドマンド・クリスピン 著/宮澤洋司 訳
定価 2800円+税
ISBN 978-4-8460-2389-8
Cコード 0097
ページ数 288
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 318
内容
 ファルス要素が少ない分、ミステリとしてはタイトな仕上がりで、巻頭からラストの一行までピンと緊張感の糸が通った、気持ちの良い仕上がりになっているのではないでしょうか。「なぜ?」という謎かけから始まり、その探求がサスペンスに繫がっていくという展開は、パズラーでもありスリラーでもあるという、実に巧妙で構成で、読んでいると、これこそがミステリのひとつの理想型なのでは? という気分になってきます。(「訳者あとがき」より)。
著者紹介
エドマンド・クリスピン
 本名ロバート・ブルース・モンゴメリー。1921年、イギリス、バッキンガムシャー州生まれ。オックスフォード大学在学中に書きあげた「金蠅」(1944)でデビュー。パブリックスクールで二年ほど教鞭を執ったあと、合唱曲や映画音楽の作曲家として活躍し、評論活動やアンソロジー編纂の仕事にも力を入れた。1978年死去。

[訳者]
宮澤洋司(みやざわ・ひろし)
 1962年、長野県生まれ。東京大学法学部卒。出版社勤務を経て、現在はフリーのDTPオペレーター。未訳の海外ミステリを翻訳紹介する同人誌「翻訳道楽」主催。訳書に『被告人、ウィザーズ&マローン』(論創社)、『フランケンシュタインの工場』(国書刊行会)がある。
編集者コメント
刊行予告から長らくお待たせしておりました。エドマンド・クリスピンによる〈ジャーヴァス・フェン〉シリーズ長編第七作"Frequent Hearses"(1950)の邦訳です。装画は『Carr Graphic』(私家版)や『ロバート・アーサー自選傑作集 ガラスの橋』(扶桑社文庫)などでお馴染みのイラストレーター、森咲郭公鳥さんの描き下ろしとなります。
目次
列をなす棺
訳者あとがき
解説 佐々木重喜
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