タイトル 千代有三探偵小説選Ⅰ
刊行日 2015年2月28日
著者 千代有三
定価 3,600 円+税
ISBN 978-4-8460-1408-7
Cコード 0093
ページ数 356
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 論創ミステリ叢書
シリーズ番号 84
内容
犯人当て小説に意欲的だった作家。20世紀英米文学とミステリをめぐる長編エッセイ同時収録。探偵作家クラブ新年恒例の犯人当てゲーム2年連続優勝者による作品を初集成!
著者紹介
千代有三(ちよ・ゆうぞう)
1912(明45)年、大阪市生まれ。早稲田大学文学部英文科卒。旧制大学院修了。1939(昭14)年、早稲田大学理工学部講師就任。51年、探偵作家クラブ新年会の犯人当てゲームで2年連続して正解した実績を買われ、同ゲームのために「痴人の宴」を書き下ろし、それが『宝石』に掲載されて、探偵作家としてデビュー。54年、早稲田大学文学部教授専属。英米文学研究のかたわら海外ミステリの紹介にも従事。1986(昭61)年、逝去。
目次
【創作篇】
痴人の宴
ヴィナスの丘
遊園地の事件
肌の一夜
死は恋のごとく
ダイヤの指輪
エロスの悲歌
宝石殺人事件
美悪の果
死人の座
白骨塔

【評論・随筆篇】
探偵小説第三芸術論
知性と情熱
マンスリー・ガヴェル
二十世紀英米文学と探偵小説
文学のエロティシズム
犯人当て解答を選んで
とりとめもない読書
スリラーの浪漫性
「文芸」特集推理小説を推理する
作者からの挨拶
悟性と感応の天才
ヴァン・ダインの妙味
アンケート

解題(横井 司)
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