タイトル 原爆棄民[増補改訂版]
サブタイトル 韓国・朝鮮人被爆者の証言
刊行日 2025年7月15日
著者 伊藤孝司
定価 3600円+税
ISBN 978-4-8460-2439-0
Cコード 0036
ページ数 418
判型 A5
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 65
内容
忘れてはならない歴史がある。
近代日本を知る言葉がある。
米国が広島と長崎に投下した原子爆弾で、7万人の韓国・朝鮮人が被爆。日本が朝鮮を植民地支配した結果である。彼らは苦しみと絶望の中から、日本政府に声を上げ続けてきた。その声を集めた証言集を復刊する。新たに、知られざる朝鮮半島北側で暮らす‶棄てられた被爆者〟の体験も収録した。
著者紹介
伊藤孝司(いとう・たかし)
1952年長野県生まれ。フォトジャーナリスト。社団法人日本写真家協会会員/日本ジャーナリスト会議会員。日本の過去と現在を、アジアの民衆の視点から捉えようとしてきた。アジア太平洋戦争で日本によって被害を受けたアジアの人びと、日本がかかわるアジアでの大規模な環境破壊を取材し、雑誌・テレビ・インターネットなどで発表。著書に『朝鮮で見た〈日本〉―【ダーシ】知られざる隣国との絆』(岩波書店)、『朝鮮民主主義人民共和国 米国との対決と核・ミサイル開発の理由』(一葉社)、『無窮花の哀しみ―証言〈性奴隷〉にされた韓国・朝鮮人女性たち』、『地球を殺すな! 環境破壊大国・日本』、『平壌からの告発』、『破られた沈黙』(以上、風媒社)、『アジアの戦争被害者たち』(草の根出版会)、『棄てられた皇軍』(影書房)など多数。監督作品に『アリラン峠を越えて』(2003年)、『銀のスッカラ』(2006年)、『ヒロシマ・ピョンヤン』(2010年)、など多数。
目次
第1部 韓国・日本で暮らす
 1 植民地・強制連行--31人の証言
 2 被爆--49人の証言
 3 帰国・在日--50人の証言
  解説 韓国・朝鮮人被爆者--その歴史と存在の意味 鎌田定夫
第2部 朝鮮で暮らす--17人の証言
  解説 伊藤孝司
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