タイトル 古本愛好者の読書日録
刊行日 2020年11月30日
著者 高橋輝次
定価 1800円円+税
ISBN 978-4-8460-2007-1
Cコード 0095
ページ数 240
判型 四六
製本 並製
内容
コロナ禍にめげない古書店巡り
毎日が読書日和の〝古本随筆の名手〟が、〔本編〕の後に〔追記〕と〔付記〕を重ねてつづるおなじみの古本体験記。人と本、本と人とが縦横無尽に交差するエピソード満載!
著者紹介
高橋輝次(たかはし・てるつぐ)
編集者、文筆家。1946 年三重県伊勢市に生まれ、神戸で育つ。大阪外国語大 学英語科卒業後、一年間協和銀行勤務。1969年に創元社に入社するも、1992 年には病気のために退社し、フリーの編集者となる。古本についての編著を なす。主な著書に『古本往来』(みずのわ出版)、『古本が古本を呼ぶ』(青弓社)、 『ぼくの創元社覚え書』(亀鳴屋)など。近刊に『雑誌渉猟日録 関西ふるほん 探検』(皓星社)、アンソロジーに『増補版 誤植読本』(ちくま文庫)、『タイトル読本』(左右社)などがある。
目次
由起しげ子『本の話』他二篇を読む――円地文子の短篇とともに
南天堂喫茶部が出てくる小説を読む――神戸雄一『番人』より
埴谷雄高『酒と戦後派』をめぐって――菊池信義を追った映画とともに
坂本一亀の評伝(田邊園子著)を読む――戦後派作家とタイトル
吉行淳之介の編集者時代――借用したタイトル他
タイトル談義あれこれ――『タイトル読本』余話として
人文書院出身の編集者たち――樋口至宏、落合祥尭、松井純氏他
ある編集者の仕事のこと――遅ればせの追悼・青土社、津田新吾氏
牟田都子『校正者の日記』を読む――十七時退勤社の本とともに
意外な誤植のある古本を見つける――久坂葉子の遺稿作品集と中谷孝雄の小説から
神戸の歌人、犬飼武ふたたび――『小徑集』を読む
マルチな芸術家、大町糺ふたたび――その図録と句集を見つける
浅野詠子『彫刻家 浅野孟府の時代――1900–1948』を読む
知られざる大阪のデザイナー、森脇高行との出会い――『だいまる』表紙デザインを中心に
あとがき
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