タイトル | 吉本隆明全質疑応答Ⅳ |
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サブタイトル | 1987~1990 |
刊行日 | 2022年11月11日 |
著者 | 吉本隆明 |
定価 | 2200円+税 |
ISBN | 978-4-8460-2029-3 |
Cコード | 0090 |
ページ数 | 368 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
内容
吉本は、このあたりから、親鸞の「死という比喩の場所」=「浄土」からこちら側を視たらどう視えるかという問いと重なりながら、自分独自の論理を打ち立てようとしているようにみえる。それが「離脱」というテーマだ。自分を視ているもうひとりの自分を設定できるかどうか、「知識でないもの」から「知識であるもの」を客体視できるかどうか、というように親鸞の問いを自分の問いに変容させている。自分にできるのならば、万人にできるはずだ、自分がそれで救済されるなら万人が救済されるはずだ。(「解説」より)
著者紹介
吉本隆明(よしもと・たかあき)
1924-2012年。東京・月島に生まれる。東京工業大学卒業。詩人・思想家。日本の敗戦を富山県の動員先で迎えた。戦後の混迷のなか、じぶんは世界認識の方法を知らなかったと痛切に自覚し、1955年「高村光太郎ノート」によって戦争責任問題に最初のメスを入れ、「マチウ書詩論」によって思想の基礎を形成。爾来、つねに世界思想の水準を見据え、時代と対峙しながら、思索を展開してきた。詩集『固有時との対話』『転移のための十篇』、『言語にとって美とは何か』『共同幻想論』『最後の親鸞』『母型論』などがあり、その全著作は『吉本隆明全集』(全38巻・別巻1)として刊行中。またインターネット上のサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』で、「吉本隆明アーカイブ」として183の講演が無料公開されている。
1924-2012年。東京・月島に生まれる。東京工業大学卒業。詩人・思想家。日本の敗戦を富山県の動員先で迎えた。戦後の混迷のなか、じぶんは世界認識の方法を知らなかったと痛切に自覚し、1955年「高村光太郎ノート」によって戦争責任問題に最初のメスを入れ、「マチウ書詩論」によって思想の基礎を形成。爾来、つねに世界思想の水準を見据え、時代と対峙しながら、思索を展開してきた。詩集『固有時との対話』『転移のための十篇』、『言語にとって美とは何か』『共同幻想論』『最後の親鸞』『母型論』などがあり、その全著作は『吉本隆明全集』(全38巻・別巻1)として刊行中。またインターネット上のサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』で、「吉本隆明アーカイブ」として183の講演が無料公開されている。
目次
僕の見た東京
ハイ・イメージを語る
幻の王朝から現代都市へ
農村の終焉―〈高度〉資本主義の課題
イメージとしての文学Ⅰ
恋愛について
イメージとしての文学Ⅱ
日本経済を考える
還相論
異常の分散 母の物語
日本農業論
宮沢賢治の文学と宗教
宮沢賢治の実験
イメージとしての都市
宮沢賢治を語る
日本の現在・世界の動き
都市論としての福岡
詩的な喩の問題
現在について
いまの社会とことば
「離脱」とは 管原則生
吉本隆明年譜
ハイ・イメージを語る
幻の王朝から現代都市へ
農村の終焉―〈高度〉資本主義の課題
イメージとしての文学Ⅰ
恋愛について
イメージとしての文学Ⅱ
日本経済を考える
還相論
異常の分散 母の物語
日本農業論
宮沢賢治の文学と宗教
宮沢賢治の実験
イメージとしての都市
宮沢賢治を語る
日本の現在・世界の動き
都市論としての福岡
詩的な喩の問題
現在について
いまの社会とことば
「離脱」とは 管原則生
吉本隆明年譜
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