タイトル 吉野賛十探偵小説選
刊行日 2013年7月20日
著者 吉野賛十 著/横井 司 監修
定価 3,600 円+税
ISBN 978-4-8460-1251-9
Cコード 0093
ページ数 376
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 論創ミステリ叢書
シリーズ番号 65
内容
盲人教育に半生を捧げた作家のミステリ作品を初集成。実娘である児童文学者・日野多香子氏による特別エッセイを併録。実娘である児童文学者・日野多香子氏による特別エッセイを併録。吉野賛十全集・全1巻。
著者紹介
吉野賛重(よしの・さんじゅう)
1903(明36)年、東京生まれ。関西学院修了後、早稲田大学商学部に入学。卒業後は森永製菓の経理部に勤めるが、二年後に退社。大学卒業後に北川冬彦主催の『麺麭』同人となり、東一郎名義で純文学作品を発表。戦後まもなく、疎開先だった山形で高校教諭を務め、東京に戻ってからは盲学校に勤務。その後の半生を盲人教育に捧げた。二十編ほどの短編を発表。62年の「死体ゆずります」を最後に創作の筆は途絶えた。1973(昭48)年、歿。

横井司(よこい・つかさ)
1962年、石川県金沢市に生まれる。大東文化大学文学部日本文学科卒業。専修大学大学院文学研究科博士後期課程修了。95年、戦前の探偵小説に関する論考で、博士(文学)学位取得。現在、専修大学人文科学研究所特別研究員。日本推理作家協会・本格ミステリ作家クラブ会員。
目次
【創作篇】
ロオランサンの女の事件





二又道
不整形
落胤の恐怖
悪の系譜
北を向いている顔
五万円の小切手
それを見ていた女
レンズの蔭の殺人
犯人は声を残した
魔の大烏賊
宝石
三人は逃亡した
盲目夫婦の死

死体ゆずります
走狗

【評論・随筆篇】
盲人その日その日
カンの話
探偵映画プラスアルファ
アンケート

父の物語 書くこと一筋の人生だった!(日野 多香子)

解題(横井 司)
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