タイトル 名探偵ホームズとワトソン少年
サブタイトル 武田武彦翻訳セレクション
刊行日 2023年8月7日
著者 アーサー・コナン・ドイル 著/武田武彦 訳/北原尚彦 編
定価 3000円+税
ISBN 978-4-8460-2300-3
Cコード 0097
ページ数 288
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 300
内容
創刊20周年を目前に「論創海外ミステリ」300巻到達! 名探偵シャーロック・ホームズが相棒のワトソン「少年」と四つの怪事件に挑む。戦後の日本探偵小説界を牽引した雑誌『宝石』編集長を務め、海外ミステリにも造形が深い武田武彦によるオリジナリティに満ち溢れた翻訳セレクション。巻末には長男・武田修一氏の書下ろしエッセイを収録し、知られざる「家庭人」としての武田武彦の横顔を明かす。
著者紹介
アーサー・コナン・ドイル
 1859年、スコットランド、エディンバラ生まれ。本名アーサー・イグナチウス・コナン・ドイル。エディンバラ大学医学部卒業。学生時代から創作活動を行なっており、医者として開業後も執筆を続ける。1887年、シャーロック・ホームズが初登場する長編『緋色の研究』を発表。91年から《ストランド・マガジン》に連載したシャーロック・ホームズ物の短編が大人気となり、作家専業となる。探偵小説のみならず、歴史小説、怪奇小説、SF、家庭小説、心霊学研究書など、さまざまなジャンルで精力的に書き続けた。1930年死去。

〔訳者略歴〕
武田武彦(たけだ・たけひこ)
 1919年1月21日、東京生まれ。別名に蘭妖子。江戸川乱歩氏に師事、探偵小説専門誌『宝石』の創刊に携わり、1948年より同誌編集長となる。編集長時代も兼業作家として旺盛な執筆活動を行っており、50年の退任後は翻訳者として海外ミステリの紹介に力を入れた。70 年代以降はアンソロジストや漫画原作者としても活躍する。1998年4月23日死去。

〔編者〕
北原尚彦(きたはら・なおひこ)
 1962年、東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。作家、翻訳家、ホームズ研究家。日本推理作家協会・日本SF作家クラブ会員、日本古典SF研究会会長。主要著書に日本推理作家協会賞候補となった『シャーロック・ホームズの蒐集』(創元推理文庫)ほか、『初歩からのシャーロック・ホームズ』(中公新書ラクレ)、『シャーロック・ホームズの建築』(エクスナレッジ)など。主な訳書にキム・ニューマン『モリアーティ秘録』(創元推理文庫)ほか。編著『シャーロック・ホームズの古典事件帖』(論創社)で日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞。

〔巻末エッセイ〕
武田修一(たけだ・しゅういち)
 武田武彦長男。元大学教員。専門は意味論に基づく文法研究。
目次
第一部 まぼろしの犬
 まぼろしの犬 

 「名探偵ホームズ まぼろしの犬」について
第二部 四つの署名
 四つの署名 
 金ぶちめがねのなぞ 
 賞金をねらう男 
 「名探偵ホームズ(3)」について

父のことを回想する 武田修一 

編者解説 北原尚彦
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