タイトル | 大河内常平探偵小説選Ⅰ |
---|---|
刊行日 | 2016年4月19日 |
著者 | 大河内常平 |
定価 | 3,600円円+税 |
ISBN | 978-4-8460-1520-6 |
Cコード | C0093 |
ページ数 | 396 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
シリーズ名 | 論創ミステリ叢書 |
シリーズ番号 | 97 |
内容
私立探偵・来栖谷一平VS妖怪博士・蛭峰幽四郎。大河内ワールドの二大キャラクタ—が顔合わせ! 『探偵小説年鑑』にも採られた伝奇ミステリの代表作「ムー大陸の笛」や精選エッセイを収めた『大河内常平探偵小説選』第一巻。
著者紹介
大正14年生まれ。本姓・山田。別名・クルス速水。日本大学芸術学部卒業。進駐軍に勤務していた1950年、『宝石』主宰の100万円懸賞コンクールA級(長編部門)に「松葉杖の音」を投じ、最終候補となり、『別冊宝石』に掲載されてデビュー。同年、『オール読切』の懸賞に「吸血刀の惨劇」が当選。翌年から、風俗小説の味わいが強い作品を諸雑誌に発表。「与太公(よたこう)物語」以下のやくざもので独自の世界を開拓した。刀剣や軍装の研究でも知られ、刀工の世界に材を取った「刀匠」「安房国住広正」、戦争を背景とする「赤い月」「クレイ少佐の死」といった短編に結実した。伝奇的意匠の強い『九十九本の妖刀』は映画化された。他に、駐日米軍基地を舞台とする『腐肉の基地』、中央アフリカを舞台とする『黒い奇蹟』などの長編や、私立探偵・来栖谷一平の活躍を描いた『夜光る顔』『25時の妖精』などの作品集をまとめ、旺盛な筆力を示したが、昭和40年代に入って執筆は途絶えた。昭和61年歿。
目次
【創作篇】
夜光る顔
地底の墓標
姿なき犯罪
脱獄囚と宝石
消えた死体
海底の金塊
よごれた天使
25時の妖精
蛙夫人
ムー大陸の笛
【評論・随筆篇】
徒然探偵小説ノート
猛虎出庵
我が子まで
うつし世は夢
申し訳なし
解題(横井 司)
夜光る顔
地底の墓標
姿なき犯罪
脱獄囚と宝石
消えた死体
海底の金塊
よごれた天使
25時の妖精
蛙夫人
ムー大陸の笛
【評論・随筆篇】
徒然探偵小説ノート
猛虎出庵
我が子まで
うつし世は夢
申し訳なし
解題(横井 司)
関連書籍