タイトル 太平洋戦争両成敗論
刊行日 2026年01月23日
著者 笹倉 明
定価 2500円+税
ISBN 978-4-8460-2548-9
Cコード C0036
ページ数 296
判型 四六
製本 並製
内容
それは世紀の業病に侵された、悪辣な国家同士の決闘だった!
米大統領の陰謀と軍国日本の狂気、原爆投下の真の理由、等々。諸悪〝両成敗〟の史観しか成り立たない、その根拠を解き明かす、身命を賭した回忌と弔いの書。
千島<列島>で繋がるウクライナ戦争異聞を併記。
著者紹介
笹倉 明(ささくら・あきら)
作家・テーラワーダ僧
1948 年兵庫県生まれ。早稲田大学文学部卒。八九年『遠い国からの殺人者』で第百一回直木賞を受賞。以降、小説、随筆、ノンフィクション等、幅ひろい分野にさまざまな作品がある。
2006 年タイへ移住、首都バンコクに居を定めて十年後の2016 年チェンマイの古寺にて出家し、テーラワーダ仏教の修行僧(法名・アマロー)として現在に至る。
僧生活をつづった作品に、『出家への道 苦の果てに出逢ったタイ仏教』『ブッダのお弟子さん にっぽん哀楽遊行』『ブッダの海にて三千日』、近作に『老作家僧のチェンマイ托鉢百景』『老修行僧のにんげん界百夜』『老乞食僧の命を繋いで百想』(老僧シリーズ三部作〈論創社〉)等がある。本作品は2019年~25 年の長期にわたる執筆で、所属寺院の移籍など僧院暮らしにも変遷がある。
目次
第Ⅰ部 諸悪の深層―狂乱の世から戦後苦へ
第一章 戦没者の代替世代 
第二章 祖国に見捨てられた兵士
第三章 戦争の影もしくは闇 
第四章 軍国の狂気と大統領の陰謀説 
第五章 開戦は南方作戦が先行 
第六章 実らなかった日米交渉 
第七章 正しい史観の重要性とその術 
第八章 戦後苦という名の後遺症
第Ⅱ部 ウクライナ戦争異聞―民族を超えた国民の戦い
序章―遠い日の記憶から
第一章 なぜ戦場へと向かうのか
第二章 ウクライナという国のこと
第三章 ドンパス戦争から本格侵攻へ
第四章 突きつけられたわが国の問題
あとがき
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