タイトル 川野京輔探偵小説選Ⅲ
刊行日 2022年9月8日
著者 川野京輔 著/河瀬唯衣 編
定価 3200円+税
ISBN 978-4-8460-2056-9
Cコード 0093
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 論創ミステリ叢書
シリーズ番号 128
内容
NHKで長年ミステリドラマを演出した、日本推理作家協会名誉会員・川野京輔の知られざる作品を一挙集成。投稿作家時代の掌編や作家活動円熟期の本格ミステリに未発表中編「公開放送殺人事件」を加えた全23作品をまとめ、身辺雑記や近況報告を記した貴重な随筆と書下ろしエッセイ「コロモンのウエチャンとつき合ってくれた鬼怒川浩・矢野徹の思い出あれこれ」を収める。
著者紹介
川野京輔(かわの・きょうすけ)
 1931年、広島県生まれ。本名・上野友夫。53年より『千一夜』や『風俗草紙』へ短編の投稿を始め、同年末には『別冊宝石』の懸賞に本名で応募した「復讐」が入選し、事実上の作家デビューとなる。中央大学法学部法科卒業後、54年にNHK入局。広島中央放送局放送部、松江放送局放送部を転任した後、60年に東京勤務となり芸能局へ配属される。広島中央放送局在職中に広島中央局長賞を受賞した。アナウンス室で事務業に従事した時期もあったが、芸能局には合計27年在籍した。91年にNHKを定年退職。日本推理作家協会名誉会員。

河瀬唯衣(かわせ・ゆい)
 北海道生まれ。青森県で幼少期を過ごし、小学校卒業と同時に一家揃って神奈川県へ引っ越す。中学生の頃に芸能事務所へ入所し、学業と並行して芸能活動を行い、小劇場でのコンサートや演劇に出演。グラビアモデル、ボイストレーナーを経て、現在はマネージャー業に従事。
目次
創作篇

 暴風雨の夜
 コンクール殺人事件
 犬神の村
 手くせの悪い夫
 二等寝台殺人事件
 そこに大豆が生えている
 御機嫌な夜
 警報機が鳴っている!!
 愛妻
 公開放送殺人事件 ――一枚の写真
 オシドリ綺談
 天に昇った姫君
 奴隷加虐
 ベンガルの黄昏
 生活の歌
 フェニックスの街
 迷信の村
 子守地蔵
 放送の窓口
 八丈島悲願
 野尻湖悲歌(エレジー)
 剃刀と美女(おんな)
 東京五輪音頭

評論・随筆篇

作りたいドラマ
放送劇の空想音
川野さんの事
放送局と私
馬の話
羊と乙女
かけ出しの頃
推理文壇復帰の夢
SFとSM
ウマが合わない
乱歩のラジオドラマ
近況報告
出版予告
平成六年の新刊
長寿番組「日曜名作座」
埋もれた作品に陽の目を
筆名由来の弁
追悼 中西龍氏
今なおカーマニア
「タマゴン」物語
運転をやめる
通店客五〇年
目下、整理中
ラジオドラマをアーカイブスへ
「探偵作家クラブ」のおかげです
森繁さんとミステリー
コロモンのウエチャンとつき合ってくれた鬼怒川浩・矢野徹の思い出あれこれ

解題 河瀬唯衣
備考

正誤表
『川野京輔探偵小説選Ⅲ』の「解題」に下記の通り誤りがございました。
お詫びして訂正いたします。

298頁 上段7行目 (誤)中央林間
→ (正)南林間
299頁 下段10行目 (誤)覗き
→ (正)除き
301頁 下段3行目 (誤)「二等寝台殺人事件」の初出は
→ (正)「二等寝台殺人事件」は
302頁 上段22行目 (誤)「TKの集い」
→ (正)「FKの集い」
302頁 下段21行目 (誤)自動車関連の著者
→ (正)自動車関連の著書
303頁 下段6行目 (誤)が映画になりましたが
→ (正)も映画になりましたが
308頁 上段6行目 (誤)(一一五〜一一六頁)
→ (正)(論創社版では一一五〜一一六頁)
312頁 上段9行目 (誤)〇年七月号
→ (正)十年七月号
312頁 上段11行目 (誤)一年三月号
→ (正)十一年三月号

 

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