タイトル 日本の教会に響く歌
サブタイトル カトリック会衆歌の系譜と意義
刊行日 2025年9月上旬
著者 松橋輝子(まつはし・きこ)
定価 予価3000円+税
ISBN 978-4-8460-2512-0
Cコード C0073
ページ数 272
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 桜美林大学叢書
シリーズ番号 25
内容
明治期の再宣教以来、日本のカトリック教会で歌われてきた
「聖歌」の伝統とその意義を考察する!

プロテスタント教会では「讃美歌」と呼ばれ、カトリック教会では「聖歌」と呼ばれるキリスト教の歌。日本の歴史上、古い体質の象徴として拒絶された時期もあった。
だが、現実には後世に残したい名曲は数多く、時に日本への宣教的な意義を有し、時に日本における西洋音楽の受容を促しつつ、教理を伝える役割を担ってきた。
本書では100年に及ぶその旋律を日本人にとって貴重な財産と捉え、カトリック教会の出版物という資料を通して「聖歌」の意義を考察した貴重な研究である。
著者紹介
松橋輝子(まつはし・きこ)
桜美林大学非常勤講師、東京藝術大学非常勤講師。
1995年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院音楽研究科音楽文化学専攻音楽学研究分野博士課程修了。博士(音楽学)。
卒業時に同声会賞、アカンサス賞を受賞。イェール大学宗教音楽研究所にて研鑽を積む。2019年度カトリック大学連盟奨学生、2020年4月から2022年3月まで日本学術振興会特別研究員(DC 2)。
論文に「カトリック教会の会衆歌の歴史」「近年の研究動向からみる日本におけるキリスト教音楽研究の行方」(共著)他がある。
キリスト教系のウェブマガジンウェブマガジン「AMOR―ひだまりの丘」において「聖歌の宝」の連載中。
目次
第1章 日本における再宣教の歩み
第2章 日本のカトリック教会の会衆歌の原点
第3章 初めての会衆用聖歌集
第4章 全国統一聖歌集の成立
第5章 テクストに見る聖歌の意義
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