タイトル 日本労働組合論事始
サブタイトル 忘れられた「資料」を発掘•検証する
刊行日 2018年8月23日
著者 小松隆二
定価 3800円+税
ISBN 978-4-8460-1712-5
Cコード 0021
ページ数 384
判型 四六
製本 上製
内容
労働組合思想の導入が明治初期であると明示しつつ、歴史に埋もれた幸徳秋水の『全集』、ロシア革命批判の小冊子、今村力三郎の『芻言』、数々の個人雑誌を検証。日本労働運動史の原点を問う。
著者紹介
白梅学園理事長・慶應義塾大学名誉教授。昭和13年新潟県生まれ。経済学博士(慶應義塾大学)。慶應義塾大学・東北公益文科大学教授を歴任。主要著作・活動に『大正自由人物語』(岩波書店)、『公益のまちづくり文化』(慶應義塾大学出版会)、『大杉栄全集』編集委員(現代思潮社、ぱる出版)、『下中弥三郎労働運動論集─日本労働運動の源流─』監修(平凡社)他。

目次
第Ⅰ部 忘れられた日本における労働組合の導入過程
 第一章 日本における労働組合思想の導入過程 
 第二章 日本労働組合論事始 
第Ⅱ部 忘れられた『幸徳秋水全集』の発掘
 第一章 幻の戦前版『幸徳秋水全集』再考
 第二章 痛恨の思いこもる今村力三郎の『芻言』
第Ⅲ部 忘れられた自由連合・アナキズム系の多様な団体と機関紙誌・パンフレット
 第一章 全国 労働組合自由連合会(全国自連)小史
 第二章 高尾 平兵衛らの戦線同盟と機関紙『革命評論』『民衆新聞』
 第三章 底辺女性の解放を訴えた柳沢善衛の生涯と機関紙誌・パンフレット 
 第四章 アナ キズム系のロシア革命批判パンフレット
第Ⅳ部 忘れられた思想家の個人紙誌
 第一章 日本における思想家の個人紙誌
 第二章 加藤一夫と個人誌『大地に立つ』―半個人誌から個人紙(第二次)へ 
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