タイトル | 最後の証人 上 |
---|---|
刊行日 | 2009年2月25日 |
著者 | 金聖鍾 著/祖田律男 訳 |
定価 | 1,800 円+税 |
ISBN | 978-4-8460-0890-1 |
Cコード | 0097 |
ページ数 | 320 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
内容
この小説は朝鮮戦争が終わり、二十年あまりの歳月が流れたあとにも、決して癒えることのない悲劇的な傷痕がいかにして生じたのか、その原因を追究することに焦点を当てている。主人公の刑事は、連鎖殺人事件の背後にひそむ戦争の傷痕を粘り強く追跡していく。その過程で彼は深く巨大な悲劇の根源に無力感を覚え、結局虚無にとらわれてしまう。一九七四年に『韓国日報』長編公募に当選し、一年にわたって新聞に連載された、著者の長編推理小説デビュー作。韓国ミステリー史上、最高傑作。50万部突破のベストセラー、ついに邦訳。
著者紹介
金聖鍾(キム・ソンジョン)
1941年中国山東省済南市生まれ。韓国の全羅南道で育つ。現在、韓国推理作家協会会長。69年、短編小説「警察官」で文壇デビュー。74年、『最後の証人』が『韓国日報』紙に連載され、大反響を巻き起こす。以後、本格的に推理作家としての活動を開始し、現在韓国のミステリー界では巨匠的存在。大作『黎明の瞳』全10巻がMBCの大河TVドラマとして91年に放映されるなど、TVドラマや映画になった作品も多数ある。92年、釜山市内に推理文学館を建て、推理関係図書を中心に約4万冊の蔵書を収集し、322席の閲覧席を設けている。釜山市在住。
1941年中国山東省済南市生まれ。韓国の全羅南道で育つ。現在、韓国推理作家協会会長。69年、短編小説「警察官」で文壇デビュー。74年、『最後の証人』が『韓国日報』紙に連載され、大反響を巻き起こす。以後、本格的に推理作家としての活動を開始し、現在韓国のミステリー界では巨匠的存在。大作『黎明の瞳』全10巻がMBCの大河TVドラマとして91年に放映されるなど、TVドラマや映画になった作品も多数ある。92年、釜山市内に推理文学館を建て、推理関係図書を中心に約4万冊の蔵書を収集し、322席の閲覧席を設けている。釜山市在住。
関連書籍