タイトル 服罪
サブタイトル 無期懲役判決を受けたある男の記録
刊行日 2024年10月1日
著者 木原育子
定価 1800円+税
ISBN 978-4-8460-2324-9
Cコード 0036
ページ数 246
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 56
内容
なぜ人は罪を犯し、どう更生していくのか。
服罪とは、罪を犯した者が刑に服することであり、その罪をつぐなうことをいう。本書の主人公である男性は、無期懲役の判決後、三〇年余を刑務所で服役した。人生の半分以上を刑務所で過ごしながら、男性は何を思ったのか。仮釈放の身となった今、何を考えているのか。この社会はどう見えているのか。そして、更生とは何か--。気鋭の新聞記者が、その謎を解き明かす旅に出る。
著者紹介
木原育子(きはら・いくこ)
1981年、愛知県一宮市出身。名古屋大学大学院国際言語文化研究科修了後、2007年に中日新聞社に入社。2015年から東京新聞(中日新聞東京本社)社会部で、警視庁や都庁担当を経て、2020年から特別報道部。精神医療や司法福祉、児童養護など福祉に関わる社会課題を中心に取材中。アイヌ民族を巡る差別問題では、2023年のメディア・アンビシャス大賞を受賞。2022年に社会福祉士、2023年に精神保健福祉士の資格を取得し、東京新聞特報面で企画連載「社会福祉士⇔新聞記者」を掲載している。著書に絵本『一郎くんの写真―日章旗の持ち主をさがして』(福音館書店)、共著に『戦後の地層 もう戦争はないと思っていました』(現代思潮新社)など。
目次
第1部 無期懲役判決を受けたある男の記録
 プロローグ
 第1章 北の大地に抱かれて
 第2章 被害者家族
 第3章 事件は起きた
 第4章 刑務所の中で
 第5章 更に生きるということ

第2部 犯罪の背景と社会復帰を考える
 1 アイヌ民族と福祉
 2 被害者の支援
 3 薬物と立ち直り
 4 無期懲役と更生
 5 釈放後の暮らし
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