タイトル 朱色の命
刊行日 2020年10月27日
著者 長野修
定価 1800円+税
ISBN 978-4-8460-1991-4
Cコード C0093
ページ数 200
判型 四六
製本 上製
内容
夏井いつきさん推薦!
「業の連鎖。死への恐怖。命への執着。現実の受容。他者への寛容。悠久の時を生きぬく我々自身がここに!」

出産を控える妻を持つ浩一は年老いた父の見舞いに行く。久しぶりに帰ってきた地元での思い出、弱った父によるうわ言、仕事相手の人工授精……。「死」を思う浩一に、問いかけるように降りかかる「生」についての物事。第十六回日本海文学大賞を受賞した表題作。

娘のユリと訪れた水族館で、ヒロは不思議な扉の向こう側に閉じ込められる。そこから出るには、どうやら階段を登り続けるしかないようだ……。力強い生を書ききった「ただ独り歩め」を併録。
著者紹介
長野修(ながの・おさむ)
1960年、佐賀県生まれ。明治大学政経学部卒。新聞社、出版社などを経てフリーのライターに。教育、医療、企業経営などを中心に執筆。平成17年、『朱色の命』で第16回 日本海文学大賞を受賞。
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