タイトル 正直者ディーラーの秘密
刊行日 2021年4月28日
著者 フランク・グルーバー 著/松尾恭子 訳
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2023-1
Cコード 0097
ページ数 208
判型 四六
製本 上製
シリーズ名 論創海外ミステリ
シリーズ番号 264
内容
 ネバダ州の広大な砂漠地帯デスバレーを車で走行中だったジョニー&サムは瀕死の男に出会い、息を引き取る間際の男から一組のトランプを託された。カジノでの一儲けを目論む二人は、そのまま車をラスベガスへ向けて走らせるが、途中でいわくありげな美女ジェーンと知り合う。聞けばジェーンは夫と離婚するためネバダ州へやって来たのだという。トランプの謎とラスベガスのカジノと美女。三題噺のようなテーマが一つの物語を織りなす時、凸凹コンビに大いなる禍が降り掛かる。
著者紹介
 別名チャールズ・K・ボストン、ジョン・K・ヴェダー、スティーヴン・エイカー。1904年、アメリカ、ミネソタ州生まれ。新聞配達をしながら、作家になることを志して勉学に勤しみ、包み紙などに短編小説を書き綴っていた。16歳で陸軍へ入隊するが一年後に除隊し、編集者に転身するも不況のため失職。パルプ雑誌へ冒険小説やウェスタン小説を寄稿するうちに売れっ子作家となり、初の長編作品 ” Peace Marshal”(39)は大ベストセラーになった。1942年からハリウッドに居を移し、映画の脚本も執筆している。1969年死去。

〔訳者略歴〕
松尾恭子(まつお・きょうこ)
 熊本県生まれ。フェリス女学院大学卒。英米翻訳家。主な訳書に『ヴィクトリアン・レディーのための秘密のガイド』、『戦地の図書館 海を越えた一億四千万冊』(ともに東京創元社)、『人と馬の五〇〇〇年史 文化・産業・戦争』(原書房)など。
目次
正直者ディーラーの秘密
訳者あとがき
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