
タイトル | 江戸に学ぶ |
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サブタイトル | ー江戸往来ー近世と現代、そして未来 |
刊行日 | 2025年9月11日 |
著者 | 伊藤章治 |
定価 | 2,500 円+税 |
ISBN | 978-4-8460-2511-3 |
Cコード | C0021 |
ページ数 | 280 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
内容
地球は、そして日本は地球の温暖化、経済格差、ウクライナ、ガザでの戦火、日本国内を見れば裏金問題などによる政治腐敗、農業政策の失敗による米不足、世界では人間の尊厳が軽んじられ、日本社会はどんよりと曇った空気に覆われてしまっている。
なぜこんな日本(世界)になったのか。振り返れば、近代化とは、産業の成長、拡大路線であり、自然への尊重、目配りを忘れ去ってしまったがために、地球環境は危機的な状況に追い込まれ、人間の生存が危ぶまれる時代になってきてしまっている。
一方、近世の江戸時代は人間と自然は平等で、同じ時空でともに生きる存在だった。その江戸の人びとの生活、理念で現代を検証すれば、近代化がもたらした人間の傲慢さが明確に浮かび上がってくるに違いない。いやそれは現代だけでなく、これからの未来についてもどのように生きるべきかのヒントを与えてくれるはずである。
本書には環境問題に長年に渡って取り組んできた著者による江戸文明こそがこれからの日本の進むべき道を探る最良の指針となるという思いが凝縮されている。
なぜこんな日本(世界)になったのか。振り返れば、近代化とは、産業の成長、拡大路線であり、自然への尊重、目配りを忘れ去ってしまったがために、地球環境は危機的な状況に追い込まれ、人間の生存が危ぶまれる時代になってきてしまっている。
一方、近世の江戸時代は人間と自然は平等で、同じ時空でともに生きる存在だった。その江戸の人びとの生活、理念で現代を検証すれば、近代化がもたらした人間の傲慢さが明確に浮かび上がってくるに違いない。いやそれは現代だけでなく、これからの未来についてもどのように生きるべきかのヒントを与えてくれるはずである。
本書には環境問題に長年に渡って取り組んできた著者による江戸文明こそがこれからの日本の進むべき道を探る最良の指針となるという思いが凝縮されている。
著者紹介
964年、名古屋大学法学部卒業、同年、中日新聞社(東京新聞)に入社。四日市支局、社会部記者、バンコク支局長、東京本社文化部長などを経て1998年、編集委員兼論説委員。
2001年から2010年まで桜美林大学教授(環境史)、現在、同大名誉教授。
主な著書に『原点・四日市公害十年の記録』(小野英二名義、勁草書房、1971)、『タイ最底辺』(勁草書房、1984)、『ジャガイモの世界史』(中公新書、2008年)、『サツマイモと日本人』(PHP新書、2010)、『江戸の風に聞け』(論創社、2024)他がある。
2001年から2010年まで桜美林大学教授(環境史)、現在、同大名誉教授。
主な著書に『原点・四日市公害十年の記録』(小野英二名義、勁草書房、1971)、『タイ最底辺』(勁草書房、1984)、『ジャガイモの世界史』(中公新書、2008年)、『サツマイモと日本人』(PHP新書、2010)、『江戸の風に聞け』(論創社、2024)他がある。
目次
目次:
まえがき
第一章 江戸の精神・暮らし・世相・事件
第二章 地球史、そして江戸小氷期
第三章 地球サミット
第四章 江戸の環境問題、現代の環境問題
第五章 近代を作ったもの、近代が滅ぼしたもの
第六章 記録者・表現者・そして古文書を守った人びと
第七章 美しいモノ、美しい人
第八章 検証・江戸文明
あとがき
まえがき
第一章 江戸の精神・暮らし・世相・事件
第二章 地球史、そして江戸小氷期
第三章 地球サミット
第四章 江戸の環境問題、現代の環境問題
第五章 近代を作ったもの、近代が滅ぼしたもの
第六章 記録者・表現者・そして古文書を守った人びと
第七章 美しいモノ、美しい人
第八章 検証・江戸文明
あとがき
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