タイトル 疫病退散たべもの記
サブタイトル 病除けの祈りと食のまじない
刊行日 2025年9月26日
著者 吉野りり花
定価 2000円+税
ISBN 978-4-8460-2445-1
Cコード 0036
ページ数 256
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 66
内容
食に祈りをこめて、病を退散させる。その驚くほど多様な「食」と「病」と「祈り」の世界を追い求めて全国を旅する。

わかめ、しょうが、へちま、こんにゃく、大根、みかん……。何を食べると、どの病気を封じるのか。病に翻弄されてきた長い歴史の中で、人々は身近な食べ物を通して、どのように病と向き合ってきたのか。本書は、その謎を解くために全国を巡った筆者によるエスノグラフィーだ!
著者紹介
吉野りり花(よしの・りりか)
旅エッセイスト。鹿児島県出身。早稲田大学第一文学部文学科日本文学専修卒業。日本文学を学んでいた大学在学中、民俗学の講義を受けたことをきっかけに民俗学や神道文化に興味を持つ。卒業後、出版社勤務を経てフリーランスライターになり、日本の旅や食の民俗をテーマに執筆。著書に『日本まじない食図鑑 お守りを食べ、縁起を味わう』、『ニッポン神様ごはん 全国の神饌と信仰を訪ねて』(以上、青弓社)がある。
目次
1 コロナ禍とアマビエ和菓子の誕生/2 日本人と疫病/3 花を鎮めて疫病除けを祈る/4 花を鎮めるやすらい祭と無病息災のあぶりもち/5 無病息災の食べるお守り/6 五体をあらわす団子で無病息災/7 わかめが万病の薬に/8 漬物が万病の妙薬に/9 しょうがで無病息災・風邪をひかない/10 薬草・朮で無病息災/11 月が欠けるようにぜんそくが消える/12 病気を引き起こす虫とこんにゃく/13 笹酒でがん封じ/14 大根・かぼちゃで中風除け/15 焼きみかんで中風除け/16 唐辛子断ちで咳止め祈願/17 眼病平癒や歯痛封じの祈り/18 夏バテ・暑気あたり除けに/19 いろいろな病除け
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