タイトル 羅針盤なき航海
刊行日 2023年2月15日
著者 張競
定価 3000円+税
ISBN 978-4-8460-2236-5
Cコード 0095
ページ数 340
判型 四六
製本 上製
内容
「人類社会は目指す方向もわからないまま、真っ暗闇の海を漂流している孤舟のようだ」――サントリー学芸賞受賞の比較文学者が見つめる、緊張・対立・分断の現代社会とその先の風景とは。名評論「疾走する技術に引き裂かれた社会と文化の行方」(サントリー文化財団『アステイオン』)ほか、山形新聞「直言」欄より最新の文明批評62篇を、毎日新聞「今週の本棚」より選りすぐりの書評30篇を収録。
著者紹介
張競(ちょう・きょう)
1953年、上海生まれ。上海の華東師範大学を卒業、同大学助手を経て日本へ留学。東京大学大学院総合文化研究科比較文化博士課程修了。東北芸術工科大学助教授、國學院大学助教授を経て、明治大学教授。専攻は比較文学・比較文化、東アジア文化交流史・文化史。1993年『恋の中国文明史』で読売文学賞(評論・伝記部門)、95年『近代中国と「恋愛」の発見』でサントリー学芸賞(芸術文学部門)を受賞。他の著作に『海を越える日本文学』(ちくまプリマー新書)、『異文化理解の落とし穴』(岩波書店)、『美女とは何か』(角川ソフィア文庫)、『夢想と身体の人間博物誌』(青土社)、『詩文往還』(日本経済新聞出版社)など多数。
目次
まえがき
一 不確実性の時代と文化のあり方
二 内からの眺め、外からのまなざし
三 不安定という経験
四 明日のための教育とは
五 コロナという非日常のなかで
六 羅針盤なき明日へ
七 故きを温めて新しきを知る
八 知のアンテナを伸ばして
九 境界を超えた眺望
あとがき
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