タイトル 老年学を学ぶ
サブタイトル 高齢社会の学際的研究
刊行日 2021年12月3日
著者 杉澤秀博 長田久雄 渡辺修一郎 中谷陽明
定価 3200円+税
ISBN 978-4-8460-2078-1
Cコード 3036
ページ数 336
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 桜美林大学叢書 発行:桜美林大学出版会
シリーズ番号 007
内容
【老年学とは現代日本が直面する「高齢者学」であり、「加齢学」である】
男女ともに平均寿命が80歳を超える長寿社会、日本。それは喜ばしい一方で、家族はもちろん地域社会や国に大きな影響を及ぼしている。
本書は日本における高齢者や老化について、生物・心理・社会という各側面から包括的に学び研究する学問であり、2002年、最初に開設された学位プログラムが「老年学」である。
当時、老年学は学際的な学問として桜美林大学の修士課程に設置され、2007年に『老年学要論』として発刊された。今回は多くの健康な高齢者がその能力を生かし、積極的に社会貢献を求めるという政策の転換を踏まえ、最新の研究成果を盛り込んだ画期的なテキストといえよう。

【関係者待望!第一線の研究者14氏による多彩で綿密な「老年学」の本格テキスト】
桜美林大学大学院の教授を編者にし、東京大学や研究所の研究者14氏を執筆陣に迎え、高齢者の医療・健康・予防や老化の心理、社会との関わりや福祉・介護分野の諸問題など多方面から論じた一冊。
高齢者や高齢社会などの諸機関にとって待望の研究書である。
著者紹介
【編著者紹介】
杉澤秀博(すぎさわ・ひでひろ)
東京大学大学院修了(保健学博士)。東京都老人総合研究所を経て、2002年に現職。専門は老年社会学。「Socioeconomic status and self-rated health of Japanese people, based on age, cohort, and period」(Sugisawa et al. Popul Health Metr 2016)など。

長田久雄(おさだ・ひさお)
博士(医学)山形大学。東京都立保健科学大学教授を経て、2002年より桜美林大学大学院教授、専門は老年心理学。共編著書『超高齢社会を生きる−−老いに寄り添う心理学』(2016:誠信書房)など。

渡辺修一郎(わたなべ・しゅういちろう)
愛媛大学大学院修了(医学博士)。東京都老人総合研究所を経て2002年に桜美林大学に異動。2008年より現職。専門は老年医学。共編著書『すぐわかるジェロントロジー』(2019:社会保険出版社)など。

中谷陽明(なかたに・ようめい)
米国ハワイ大学(Master of Social Work)、日本社会事業大学(博士(社会福祉学))修了。東京都老人総合研究所、日本女子大学、松山大学を経て、2019年より現職。専門は社会福祉。共編著書『ソーシャルワークの理論と方法』(2021:中央法規出版)など。

【執筆者紹介】
林葉子(株)JH 産業医科学研究所・代表取締役
鈴木隆雄 桜美林大学大学院・国際学術研究科・老年学学位プログラム・教授
新野直明 桜美林大学大学院・国際学術研究科・老年学学位プログラム・教授
芳賀 博 佐久大学大学院・看護学研究科・客員教授
佐野智子 城西国際大学・福祉総合学部・福祉総合学科・教授
植田恵  帝京平成大学・健康メディカル学部・言語聴覚学科・教授
池内朋子 東京都健康長寿医療センター研究所・福祉と生活ケア研究チーム・研究員
杉原陽子 東京都立大学・都市環境学部・都市政策科学科・准教授
古澤有峰 東京大学大学院・人文社会系研究科・研究員
堀 薫夫 大阪教育大学・名誉教授
目次
序 章 老年学とは何か
第1章 老年学研究の進め方
第2章 高齢者の医療・健康・予防--保健と医療の側面から考える
第3章 老化・高齢者と心理
第4章 老化・高齢者と社会
第5章 高齢者と家族を支える福祉学
第6章 老年学とその関連分野
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