タイトル 花嫁のアメリカ[完全版]
刊行日 2022年3月4日
著者 江成常夫
定価 3600円+税
ISBN 978-4-8460-2098-9
Cコード 0036
ページ数 654
判型 四六
製本 並製
シリーズ名 論創ノンフィクション
シリーズ番号 019
内容
日本を離れ、アメリカで暮らす「戦争花嫁」。
数奇な運命をたどった女性たちを1978年に取材した江成は『花嫁のアメリカ』を、そして20年後に再び女性らの元を訪ねて『花嫁のアメリカ 歳月の風景 1978-1998』を刊行。
本書では、この2冊を合本することにより、戦争花嫁たちの人生をたどる。
著者紹介
江成常夫(えなり・つねお)
1936年、神奈川県相模原市生まれ。写真家・九州産業大学名誉教授。1962年、毎日新聞社入社。64年の東京オリンピック、71年の沖縄返還協定調印などの取材に携わる。74年に退職し、フリーに。同年渡米。ニューヨーク滞在中に、米将兵と結婚して海を渡った「戦争花嫁」と出会い、78年カリフォルニアに彼女たちをたずねて撮影取材。以後、アジア太平洋戦争のもとで翻弄され、声を持たない人たちの声を写真で代弁し、日本人の現代史認識を問い続ける。また、写真と文章を拮抗させた「フォトノンフィクション」を確立する。写真集に『百肖像』(毎日新聞社、1984年・土門拳賞)、『まぼろし国・満洲』(新潮社、1995年、毎日芸術賞)、『花嫁のアメリカ 歳月の風景』(集英社、2000年)、『ヒロシマ万象』(新潮社、2002年)、『鬼哭の島』(朝日新聞出版、2011年)、『被爆 ヒロシマ・ナガサキ いのちの証』(小学館、2019年)など。著書に『花嫁のアメリカ』(講談社、1981年、木村伊兵衛賞)、『シャオハイの満洲』(集英社、1984年、土門拳賞)、『記憶の光景・十人のヒロシマ』(新潮社、1995年)、『レンズに映った昭和』(集英社新書、2005年)など。写真展に『昭和史の風景』(東京都写真美術館、2000年)、『昭和史のかたち』(同、2011年)、他にニコンサロン特別展など多数。
目次
第一部 花嫁のアメリカ 1978
第二部 花嫁のアメリカ 1998

[解説1]富岡多恵子
[解説2]昭和の記憶の風景が明滅する 伊藤俊治

あとがき 1978
あとがき 1998
あとがき 2021
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