タイトル 著名者列伝
サブタイトル 初期教父ラテン伝記集
刊行日 2021年10月15日
著者 聖ヒエロニュムス
定価 3800円+税
ISBN 978-4-8460-2092-7
Cコード C0098
ページ数 216
判型 四六
製本 上製
内容
初期キリスト教ラテン文学の白眉! カトリック教会の標準ラテン語訳聖書「ウルガタ版」(editio Vulgata)の改訂者で、四大ラテン教父の一人である聖ヒエロニュムスが古典・古代の伝統的な文学ジャンルに則って、初期キリスト教会の教父135名の伝記と著作集を論述した、いわば初期キリスト教文学史ともいえよう。
著者紹介
訳者:瀬谷幸男(せや・ゆきお)
1942 年福島県生まれ。1964 年慶應義塾大文学部英文科卒業、1968 年同大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。1979 ~1980 年オックスフォード大学留学。武蔵大学、慶應義塾大学各兼任講師、北里大学教授など歴任。現在は主として、中世ラテン文学の研究、翻訳に携わる。主な訳書にA. カペルラーヌス『宮廷風恋愛について―ヨーロッパ中世の恋愛術指南の書―』(南雲堂、1993)、『完訳 ケンブリッジ歌謡集―中世ラテン詞華集―』(1997)、ロタリオ・デイ・セニ『人間の悲惨な境遇について』(1999)、G. チョーサー『中世英語版 薔薇物語』 (2001)、ガルテース・デ・カステリオーネ『アレクサンドロス大王の歌―中世ラテン叙事詩』(2005)、W. マップ他『ジャンキンの悪妻の書―中世アンティフェミニズム文学伝統』(2006)、ジェフリー・オヴ・モンマス『ブリタニア列王史―アーサー王ロマンス原拠の書』(2007)、『放浪学僧の歌―中世ラテン俗謡集』(2009)、ジェフリー・オヴ・モンマス『マーリンの生涯―中世ラテン叙事詩』(2009)(以上、南雲堂フェニックス)、P. ドロンケ『中世ラテンとヨーロッパ恋愛抒情詩の起源』(監・訳、2012)、W. マップ『宮廷人の閑話―中世ラテン綺譚集』(2014)、『シチリア派恋愛抒情詩選―中世イタリア詞華集』(2015)、『中世ラテン騎士物語―アーサーの甥ガウェインの成長記』『完訳 中世イタリア民間説話集』(2016)、ジョヴァンニ・ボッカッチョ『名婦列伝』(2017)、『中世ラテン騎士物語―カンブリア王メリアドクスの物語』(2019)、伝ネンニウス『中世ラテン年代記―ブリトン人の歴史』(2019)、ウィリアム・オヴ・レンヌ『中世ラテン叙事詩―ブリタニア列王の事績』(2020)(以上、論創社)がある。また、S. カンドウ『羅和字典』の復刻監修・解説(南雲堂フェニックス、1995)、その他がある。
目次
序 文/I シモン・ペトルス/II 主の弟義人ヤコブ/III マタイ、添え名はレビ/IV ヤコブの兄弟ユダ/V パウロ、前の名はサウロ/VI バルナバ、添え名はヨセフス/VII 福音書記者ルカ/VIII 福音書記者マルコ/IX ヨハネ/X ヘルマス……/CXXXV 長老ヒエロニュムス/訳者あとがきに代えて/関連文献一覧
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