タイトル 蘭郁二郎探偵小説選Ⅱ
刊行日 2013年2月20日
著者 蘭郁二郎
定価 3,600 円+税
ISBN 978-4-8460-1216-8
Cコード 0093
ページ数 368 
判型 A5
製本 上製
シリーズ名 論創ミステリ叢書
シリーズ番号 60
内容
時局下に書き継がれた幻の探偵小説集。犯人当て懸賞小説「黒い東京地図」、文体模写小説「死後の眼」ほか、デビュー作から遺作までを俯瞰。「蚯蚓語」などのエッセイも同時収録。
著者紹介
蘭郁二郎(らん・いくじろう)
1913(大2)年、東京都生まれ。本名・遠藤敏夫。別名・林田葩子。東京高等工業学校の電気工学科に入学した1931(昭6)年、平凡社版『江戸川乱歩全集』の付録小冊子『探偵趣味』の掌編探偵小説募集に「息を止める男」が佳作入選。35年、探偵小説愛好家の仲間と『探偵文学』を創刊し、「足の裏」(35)「蝕眠譜」(同)「蝱(あぶ)の囁き」(36)などを発表。37年、後継誌『シュピオ』の編集実務に携わり、『探偵文学』時代からの連載長編「白日夢」(36~37)を完結させた 。
目次
【創作篇】
息を止める男
足の裏
蝱の囁き――肺病の唄――
鱗 粉

腐った蜉蝣
ニュース劇場の女…
黄色いスヰトピー
寝言レコード
死後の眼まなこ
黒い東京地図
設計室の殺人
匂ひの事件
睡 魔
楕円の応接間
電子の中の男
古井戸
 『古井戸』の作者のこと(海野十三)
刑事の手
 あとがき(海野十三)

【評論・随筆篇】
蚯みみずのたわごと蚓語

緑衣の鬼
謎の夢久氏
新緑蚯蚓語
日本探偵雑誌総まくり
科学小説待望
再び科学小説について
二つの感想
冒険小説のことなど
アンケート

解題(横井 司)
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