タイトル 避暑に訪れた人びと
サブタイトル ベルリン・シャウビューネ改作版
刊行日 2011年7月20日
著者 マクシム・ゴーリキー 著/シュタイン・ペーター 改作/ボートー・シュトラウス 改作/大塚直 訳
定価 2,500 円+税
ISBN 978-4-8460-0969-4
Cコード 0074
ページ数 232
判型 四六
製本 上製
内容
ドイツの68年世代を代表する劇場「シャウビューネ」と、演出家ペーター・シュタイン、作家ボートー・シュトラウス。一つの時代を牽引して、歴史に名を刻んだ彼らと劇場が、全盛期に創り出した作品。ゴーリキーの作品がさらにあざやかに描き出される。
著者紹介
マクシム・ゴーリキー
1868年ニージニー・ノヴゴロド生まれ。ロシア各地を放浪した後、作家活動を開始する。社会主義リアリズムを創始して、資本主義経済が生み出す人間の矮小化の問題を描き、闘う労働者大衆による革命運動の理想を追求した。1936年にモスクワで没する。

シュタイン・ペーター
1937年ベルリン生まれ。巨匠フリッツ・コルトナーの許で演出を学び、70年代から80年代にかけて黄金期ベルリン・シャウビューネを牽引、クラウス・パイマンと並んでドイツ語圏の“68年世代”を代表する演出家と目される。2000年のハノーファー万博では、ゲーテの『ファウスト』を21時間かけて通し上演した。

ボートー・シュトラウス
1944年ナウムブルク生まれ。1967年から演劇誌「テアーター・ホイテ」にて演劇批評を担当、1970年からベルリン・シャウビューネに参画。現代人の空虚な心象風景を神話的世界と絡めて提示する数々の話題作を提供し、80年代にはハイナー・ミュラーと並び称された現代劇作家、小説家。

大塚直(おおつか・すなお)
1971年広島県生まれ。ボートー・シュトラウスに関する研究で博士号取得。専門は近現代ドイツ語圏の演劇・文化史。
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