タイトル 風間光枝探偵日記
刊行日 2007年10月30日
著者 木々高太郎 著/海野十三 著/大下宇陀児 著
定価 2,800 円+税
ISBN 978-4-8460-0719-5
Cコード 0093
ページ数 376
判型 A5変
製本 上製
シリーズ名 論創ミステリ叢書
シリーズ番号 31
内容
木々高太郎・海野十三・大下宇陀児、戦前三大家の読切連作ミステリ、幻の女性探偵シリーズ、初単行本化。海野単独による続編も収録した決定版。
著者紹介
木々高太郎(きぎ・たかたろう)
1897(明30)年、山梨県生まれ。本名林髞。慶応義塾大学医学科卒業。1934(昭9)年、海野十三の勧めで書いた「網膜脈視症」が『新青年』に掲載されてデビュー。「人生の阿呆」(36)で直木賞を、「新月」(46)で探偵作家クラブ賞を受賞。探偵小説芸術論を唱え、戦前には甲賀三郎と、戦後には江戸川乱歩と論争を闘わせた。69年歿。

海野十三(うんの・じゅうざ)
1897(明30)年、徳島県生まれ。本名佐野昌一。別名丘丘十郎。早稲田大学理工学部卒業後、逓信省勤務のかたわら、本名で読み物記事を執筆。1928(昭3)年、「電気風呂の怪死事件」を『新青年』に掲載して、探偵文壇にデビュー。36年にSF長編「地球盗難」を発表して以降は、児童誌を中心にSF長編を意欲的に発表。戦後も旺盛な執筆力を示したが、49年、宿痾の結核で死亡。

大下宇陀児(おおした・うだる)
1896(明29)年、長野県生まれ。本名木下龍夫。九州帝国大学卒業後、農商務省勤務。同じ職場の先輩である甲賀三郎の活躍に刺激され、1925(大14)年、「金口の巻煙草」を『新青年』に発表してデビュー。「烙印」(35)「悪女」(37)など、犯行動機や犯罪心理を興味の中心とする作風で評価を固めた。『石の下の記録』(51)で探偵作家クラブ賞を受賞。66年歿。
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